資格を認定する資格を認定する資格を認定する資格を…

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こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。

 

 

先日,街中を徒歩で移動していたときのことです。
ある
「一般社団法人」
の看板を目にしました。

 

 

どうやら,
ある特定の業種に関して
「資格」
を認定するためのもののようです。

 

 

これを見て,

 

 

「はぁ…
またコレ系か…」

 

 

とため息をつきたくなりました。

 

 

今日は,
資格とか,
認定とか,
ライセンスとか…
と言ったものに対する
幻想について,
思うことを伝えます。

 

端的に言います。

 

 

集客や売上アップのために
資格やら認定を目指すのであれば,
そんな血迷った真似は今すぐやめてください。

 

 

 

業界平均収入が生活保護受給者以下の国家資格

 

 

あなたは,
行政書士
という資格をご存知でしょうか。

 

 

どんな業務内容なのかを
説明するのが非常に面倒くさい,
法務系の国家資格です。

 

 

「独立系国家資格」
とは言うものの,
かつては
「業界平均収入が生活保護受給者以下」
と呼ばれていた時代があったそうです。

 

 

そんな業界に現れた風雲児が…
ご存知の方もいるでしょう。

 

 

今となっては,
「通販大家さん」
で有名な,金森重樹氏です。

 

 

彼は,サラリーマンから
起業して行政書士事務所を開業。

 

 

初年度で1000万円以上の
売上を上げることができたそうです。

 

 

このようなタイトルで
出版もしているのですが…

 

 

彼は,別の書籍の中で,
「これだけがんばって,
たった1000万円程度か…」
と思ったそうです。

 

 

そこから,
さらに実業家への道を
加速させるわけですが…

 

 

彼は,本人いわく
「たった1000万円」
と思ったにしても,
業界水準からは,大きく稼げるように
なりました。

 

なぜか。
理由は…もちろん,
彼自身の培ってきた能力や
スキルによるものです。

 

 

…ということは,
「国家資格」
で稼げるようになったわけでは
ないということです。

 

 

行政書士という業界は,
玉石混淆。

 

 

金森氏のような,
極めて聡明な人もいれば…

 

 

以前,ブログに書きましたが,
事務所の看板に

 

「誰に相談したらいいか
わからなくて困っていませんか?
相談料45分    円です。
お気軽にご相談ください」

 

などと平気で書く人もいます。

 

「長谷川式スケール※」
を試したほうがいいんじゃないかと
思ってしまいます。

※簡易知能検査。認知症の診断に使われる

 

 

<参照>

 

 

特に,
後者のような例を見てしまうと,
「国家資格って
アホでも取れるんだなぁ。
本当に仕事を任せて
大丈夫なんだろうか」
と不安を煽ることになるでしょう。

 

 

 

そもそも資格はなぜ効果があるのか

 

では,
資格というものは
なぜ効果があるのでしょうか。

 

正確には
なぜ
「効果があると思われている」
のでしょうか。

 

 

資格認定機関によって
認定されているからです。

 

 

では,
「何【を】認定している」
のでしょうか。

 

それは…
例えば国家資格だった場合。

 

 

「法律で定められた内容の業務を
行うことができるであろう
最低限の知識を持っていること」

 

 

これが資格によって認定されている
ということになります。

 

 

例えば,
税理士という資格であれば…
税務申告という業務を行うことが
できるであろう,
ということが国家によって
認定されているということです。

 

 

つまり,
「資格」
が証明しているのは,
「最低限の仕事ができる」
ことでしかありません。

 

 

にもかかわらず,
資格に下手な幻想を抱く人は,
「資格があれば稼げる」
と思ってしまいます。

 

 

「最低限の仕事ができる」
ということと,
「稼げる」
ということは,何の関連性も
因果関係もないのに…です。

 

 

資格があれば稼げると思う人は…
ほんと,
アホみたいですね。

 

 

「ばかじゃないの?
資格があれば稼げる…だなんて
ただのファンタジーでしょ。

 

予備校のパンフレットに
『年収1000万も夢じゃない』
なんて書いてあるけど,
そんなわけないでしょ」

 

…そう,20年前の私に
伝えたいものです。

 

 

まあ,
かつての私のアホさ加減については
これくらいにしておきます。

 

 

ここでの理屈は,
「国家資格」
だから,まだ通用するものです。

 

 

では…
冒頭の例の
「一般社団法人」
だったら…?

 

 

資格を認定する機関を認定する機関を認定する機関を…

 

私が町中で見かけた
「一般社団法人」
の看板。

 

ある業種において,
受験者が
「きちんと業務ができることを認定する」
ための団体のようです。

 

 

では…
この一般社団法人が
「きちんと業務ができることを認定する」
ことを,誰が保証するのでしょうか。

 

 

言い換えると,
その一般社団法人が
「認定できる権限」
を誰が認定できるのでしょうか。

 

国家資格であれば…
まだ「程度問題」とはいえマシです。

 

 

例えば,税理士であれば国税庁が認定します。

 

 

弁護士や司法書士は,法務省が認定します。

 

 

行政書士は,総務省です。

 

 

国税庁とか,法務省,総務省の認定って
ほんと,大丈夫なのだろうか。

 

 

…って心配する人は
まずいないでしょう。

 

 

なので,
国家資格は,
「資格本来の意味」
としては機能しています。

 

 

繰り返しますが,
国家資格と,
売上や収益性との間に,
何ら因果関係はありません。

 

 

話を戻します。

 

 

では,
実費で15万円くらい払えば
誰でも登記して設立できる
一般社団法人について,
誰がその「認定機能」を
担保しているのでしょうか。

 

 

その人体機能を担保している人が
「担保」できていることを
誰が「担保」しているのでしょうか。

 

 

言い出すとキリがありません。

 

 

つまり,
「認定機関」
そのものに信用がなければ,
資格本来の機能,すなわち,
「きちんと業務ができることを認定する」
これすら果たせないことになります。

 

例えば,
あるコーチングを教えて認定する
一般社団法人があります。
私はそこのトップの人と
話をしたことがありますが…

 

彼は,のべつ幕なしに話し続け…
こちらの話は一切聞かずに無視します。

 

そんな人が
「コーチング」の資格認定をしているわけです。

きっと,彼が認定しているのは
「コーチング(笑)」
なのでしょう。

 

 

結局のところ…
資格というものは,
その存在自体が
まやかしのようなものなのでしょう。

 

 

資格が受注につながるかもしれない瞬間

 

例えば,

 

業者A
業者B

 

 

この2社があって,
どちらに迷っているとします。

 

 

でも,これだけでは決め手がありません。

 

では,

 

業者A
業者B
業者C(一般社団法人●●機関認定)

 

これだったら…
資格や認定が生きるかもしれません。

 

 

ですが…
結局は
A,B,Cと
「比較検討される段階」
に入って,はじめて
効果が生じる…かもしれません。

 

集客に困る多くの業者や人たちは,
「比較検討」
すらされないから,
売上があがらないのです。

 

ちなみに,私個人としては…

 

何ら資格も認定もない治療家Aさん 開業歴10年
国家資格のある治療家Bさん 開業歴2年

 

 

このAさんBさん,どちらかを選ぶなら,
間違いなくAさんを選びます。

 

 

なぜなら,
「資格とか認定とかなにも後ろ盾がないまま,
開業して10年も活躍し続けられたのは,
それだけ腕が良いだろうから」
という推測が成り立つからです。

 

 

結局のところ,
「資格認定機関」
自体を認定する機関がなければ…
(あるわけないのですが…)
あるいは,
「資格認定機関」そのものが,
一般的に見て
「あ,ここの認定だったら問題ない」
と思えるものでなければ,
資格というものは意味がありません。

 

そう考えると…
資格で収益アップというのは,
ただのファンタジーと言うほかありません。

 

そもそも,
弁護士や司法書士,
税理士などの難関資格取得者が
年収300万円台も
めずらしくないのが今の時代です。

 

(何の役にも立たないことをわかった上で)
趣味やゲーム感覚で
スキルアップする,
「漢検」
とかのほうが,
ある意味効果的で現実的でしょう。

 

 

そう考えると…
資格というものは,
「資格を認定する側」
が儲けるための仕組みなのでしょう。

 

 

いわゆる「ライセンスビジネス」
というものですね。

 

なので,
資格を取るメリットは,
「その資格が無いと,やりたいことができない」
あるいは,
「資格があることで,自信がつく」
または
「趣味,道楽」
「本人確認書類の発行手段(例 運転免許証)」
という感じになりそうです。

 

なので,
資格になどうつつを抜かしてないで,
日々できることをしっかりと
やりたいものです。

 

 

 

追伸

セルフイメージを上げて,
自信を持ってセールスや
マーケティングを展開できるように
なるために,資格や認定を目指す。

 

これならば,とても効果的です。

 

実際には,
名刺にデカデカと
「一般社団法人●●認定」
とか書く,痛い人の方が多いようですが。

 

見たことも聞いたこともない
どこぞの
「一般社団法人」
の権威性にすがるくらいなら,
この本の91ページから102ページまで
読むほうが,よほど効果的です。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

 

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