成果が出ない隠された要因

成果が出ない隠された要因

成果が出ない隠された要因
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しばらく前のことです。
ある友人夫婦と話をしていました。

私が,夫に質問をして,彼がその質問に答えると…彼の妻が間髪をいれずに
「何いってんの,そんなはずじゃないでしょう。本当のこと言いなさい」
の一言。

思わず唖然としました。

別の話です。
数年前に,ある経営者の男性をコンサルティングすることになりました。
アポを入れて,約束の日時になると…その経営者と一緒に,一人の女性の姿が。
まさかの妻同伴です。

尋ねてみると,
「数字関係は,妻が把握しているので,今日は連れてきました」
とのこと。

一通り「現状」について尋ねた後に,次のテーマである「目標」について質問すると…

男性経営者は,チラチラと,奥さまの様子を横目で見ながら,恐る恐る目標の数字をおっしゃっていただきました。

すると…
「あなたにそんな(数字)できるはずないじゃない」
と即答。

これも唖然としました。

マーケティングやコピーライティングを適切に学んで,正確に実行すれば,成果は出ます。
つまり,成果が出ないということは,次の2つしかありません。
(1)正確に実行していない
(2)行動していない
このどちらかです。

間違ったことをすれば,成果がでないのは仕方がないことです。
それ以上に深刻なことは,行動しないことで成果が出ないことです。

当たり前といえば当たり前です
ですが,(1)も,場合によっては行動力低下に起因することもあります。

例えば,マーケティングは基本的にテストを繰り返して測定して,最適な状態になるまで続けます。
言い換えると,1回行動しただけで成果には繋がりません。
行動し続けないと成果は出ないのです。

では,行動力が上がらない原因は何でしょうか。

もちろん,いろいろあります。
「正解思考」
「完璧主義」
「情報過多による混乱」
などが最たるものです。

ですが,今日はまた別の原因について掘り下げていきます。

その原因は何なのか。
一言で言うと,
「否定」
です。

定義【否定】
そうでないと打ち消すこと。いつわりであるとすること。

辞書では,このような定義になっていますが,わかったようなわからないような定義です。
この否定の意味の本質は何でしょうか。
その人の,人格や能力,知識経験,思いや感情などを攻撃することを意味します。

例えば,
「年収1000万円を目標にがんばりたい」
という人に向かって,
「おまえは無理だ」
と言うこと。

これが否定です。
この否定の意味は,
「おまえに年収1000万円など稼げるはずがない」
と攻撃することです。

なんでこんな
「否定」
をするのでしょうか。

つまり,人格等をいちいち攻撃する,その意図や目的,メリットは何でしょうか。

これが,人を「否定」する本質でもあり,根本となります。

否定の目的は「支配」です。

仮に,
「年収1000万円稼ぐぞ!」
と言っている人を,目障りに思う人がいたとします。
その人は,否定します。

「おまえには無理だ」
と言います。

それを受けて,
「う~ん,そうかもしれない…」
と思わせれば,コントロール下に置くこと…支配化,成功です。

なぜそんな否定までして相手を支配しようとするのか。
そのままだと,相手が自分より上だということを認めざるを得なくなるからです。

つまり,本当に
「年収1000万円突破」
されたら,自分を超えられてしまう…と思ってしまうからです。

仮に,年収500万円の人が,
「年収1000万円になろう」
とがんばっている人を上回るにはどうしたらいいのでしょうか。

方法は2つ。
一つは,自ら年収1000万円を超えるようにがんばること。
もう一つが,その人を否定してコントロール下におき,年収499万円以下に抑えることです。

相手が,自分を上回ることが許せないから,否定をするのです。
否定の奥にあるのが,
「自分はその人以下だ」
と認めることができない心の弱さ,自尊心の低さです。

年収…という例は,数値化できるのでわかりやすい例でした。

では別の例としては,例えば親が,ゲームをする子供を否定する。
それは,親にとってよくわからないゲームという世界に没頭して,子供が親を顧みなくなるのを恐れて,親が子供を支配するために否定するのです。

では,上述の「夫婦」の例では,なぜ妻が夫を否定するのでしょうか。

「そんなはずないでしょ」
という妻は,自分の知らない夫の一面を受け入れたくないから,否定という名の支配に走った…のかもしれません。

「そんな目標,あなたにできるはずないでしょ」
という妻は…本気で夫がその目標に邁進し始めたときに,自分自身がないがしろにされるかもしれない,という恐れから否定したのかもしれません。

何が本当かはわかりません。
ただ,ここで覚えておいていただきたいのは,
「否定されるのは痛い」
ものです。
だからこそ,
「次に否定されないように気をつける」
かもしれません。

その「気をつける」ことが,行動の抑制,と言うことにつながります。

つまり,否定され続けると,行動力が落ちるのです。

ではどうしたらいいのか。
マンガなどで,主人公が刃物で刺された…なんてシーンがあります。
ですが,主人公は死にません。
理由は,刺される可能性を見越して,あらかじめ服の中に雑誌を入れておいたから,刃が体にまで到達しなかった,というものです。
つまり,「刺される可能性を見越して防御」したから無事だったのです。

否定とは,メンタル的に,刃物で刺されるも同然です。
ということは,雑誌を仕込むのは無理でしょうが,
「あ,相手は自分を支配したがっているんだな」
と理解するだけで,耐性が尽きます。

今日の話はよく覚えておいて,否定を食らう度に思い出してください。
そして,行動量を落とさないように心がけてみてください。

この点に気付かないと,どれだけマーケティングやコピーライティングでてこ入れしても,先に進みませんので,今日は敢えて解説しました。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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