学ぶ邪魔になる脳内の「一言」

学ぶ邪魔になる脳内の「一言」

学ぶ邪魔になる脳内の「一言」
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ここ暫くの間、マーケティングの話ばかり勉強しているので、久々にガッツリとコピーライティングの勉強をしています。
今まで、わかっていた【つもり】だった、という事柄がたくさん出てきて、
「もっと学ばないと…」
と身にしみて実感する次第です。

さて、今日のテーマは、
「学ぶ」
という視点から、学ぶことの妨げになる、意外な話を1つ紹介します。

まずはじめに。
突然ですがここで問題です。
「学ぶことへの妨げ」
となるものは何でしょうか。

考えてみてください。

(本当に考えてみてくださいね)

考えていただいたでしょうか。
その答えがあっているかどうかは関係ありません。
考えて頂いた、ということが一つの学びとなります。

考えることなく、そのまま読み進めたとしたら…。
なぜ考えなかったのでしょうか。
単純に、私から
「考えてください」
と指示されたことについて、
「何だこいつ偉そうに…」
と思った、ということであれば、それはそれで問題ありません。
そもそもそんな方がこのブログを読んでいただいているとも思えませんが、これはきちんとした理由になっています。

ですが、そういうわけでもないのに、そのまま読み進めてしまった…その場合は、なぜなのでしょうか。
その理由次第では、それがそのまま「学ぶことへの妨げ」となります。

なぜでしょうか。
私達起業家にとって、学ぶことの目的は、学んだことをどう活かして結果に繋げるか、だからです。

学校のようにテストで点を取る為の勉強ではないのです。
テストの勉強であれば、そのまま与えられた考えを鵜呑みにして、正確に答案用紙に反映させればいいだけの話です。

ですが、起業家に取って、学ぶということは、それを活かして何を成し遂げるか。
これに尽きるのではないでしょうか。

そのためには、その都度
「自分の頭を使って考えてみる」
というプロセスがどうしても必要になります。

先程の、
「考えてみてください」
という指示に対して、
「面倒だから…」
と無意識に思ってそのまま読み進めてしまったなら、要注意です。

あなたはこのブログを何の為にご覧頂いているのでしょうか。

自分で言うのもどうかと思いますが、執筆者である私のファンだから、私のコンテンツならとりあえず目を通しておこうか…などという人はいないでしょう。

私の書くコンテンツから、何かしら学びを得たり啓発に繋がるものがあるから、貴重な時間を費やして、ご覧頂いているのではないでしょうか。

だとしたら、私のコンテンツをそのまま「読むだけ」ではもったいない話です。
せっかく時間を割いてご覧いただいているのですから、もう一歩頑張って、その場で「考えてみる」と、更に学びが深まります。

では、このしつこいくらい「考える」重要性を説いているのはなぜでしょうか。

世界ナンバーワンマーケティング・コンサルタント、ジェイ・エイブラハムの「卓越の戦略 上級編」にはこのように書いてあります。
「私が持っていて、あなたには貸すだけであったら、それは、あなたのものにはならない。もし、あなたが、 それを身ごもり、暖め、生み、育てたとしたら…、ついには、それは、あなた自身のものになる。(中略)つまり、それは、あなたの一部分となるのである。」

私が教えたことをそのまま鵜呑みにしてしまうだけでは、それはあなたのものにはなりません。
あなたが自分で考えてみる、噛み砕いてみることにより、それはあなたのものになるのです。

例えば、私がコピーライティングの話をあなたに教えたとします。
単にテクニックだけを教えたのでは、あなたのものにはなりません。
例えば、
「【今すぐお電話ください】の、この【今すぐ】があるかないかだけで反応率は大きく変わります」
というだけでは、単なるテクニックです。

ですが、原理原則から教えて、自分の頭でテクニックを考えられるようになったらどうでしょうか。
例えば、
「見込み客は、目の前のことに気を取られて忙しくて、あなたのことなど考えていません。それでも申込してもらうために、何をどうしたらいいのでしょうか。それを考えてみてください」
という教え方をしたとします。
そして、その教えの通り、考えてみた結果、
「今すぐ、の一言を入れる」
という答えにたどり着くかもしれません。

これが、考える、ということです。

考えることができないとどうなるのか。
全て、誰かから教えを受けないと行動できなくなってしまいます。

自分の頭で考えて噛み砕いて、行動につなげる。
これが、起業家に必要な学習の心構えとなります。

そして…気をつけなければいけないこと。
今日のタイトルにある、学ぶ邪魔になる脳内の「一言」とは何か。

「要するに」です。

学習量が多い人ほど、ついやってしまいがちです。
なぜなら、そのほうが楽だからです。

適切な例が思い浮かばないので、ありふれた例で紹介します。
例えば、
「リスクリバーサル」
というコンセプトがあるとします。

そこで、
「要するに返金保証だよね」
と考えることが、学習の妨げとなるのです。

なぜでしょうか。
結局、そこに新たな学びがないからです。

言うまでもなく、
「それについてはすでに十分に知っているよ」
という心構えでは、新たに何かを学ぶことなどできません。
当たり前です。

そして、
「要するに」
と脳内で思ってしまう、ということは、
「これまでに学んできた、アレと同じことだよね」
 ↓
「すでに知ってる」
ということになるのです。

全く新しく学ぶことは、非常に骨の折れる作業です。
それよりも、既存の知識に結びつけて理解したほうが、早くて楽です。
ただ…その代償も大きい、ということは、認識しておいたほうは、より深く学ぶことができるきっかけになるでしょう。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
飯山陽平

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