なぜドリームクラッシャーは許されざる存在なのか

なぜドリームクラッシャーは許されざる存在なのか

なぜドリームクラッシャーは許されざる存在なのか
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こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。

 

今日は…
先日,あるきっかけで思い出すことがあったので
一つ紹介します。

 

 

否定することへの恐怖と緊張感

 

それは…
ある「漫画」の持ち込みについてです。

 

 

詳しくはわからないのですが,
漫画家志望の人が,漫画を実際に描いて,
それを出版社に持ち込みます。

 

 

担当者がその原稿を見て…
「ボツ」
と言って追い返すか,
試しに雑誌に載せてみる…
という形になります。

 

ここで,
「ある担当者」
の話を聞きました。

 

 

その原稿を
チェックするのが
本当に「怖い」
のだそうです。

 

目の前に持ってこられた
漫画の原稿を見て…

 

担当者レベルで言うならば,
「面白くもなんともない
残念な漫画」
を毎日毎日読まされ続けるわけです。

 

 

その漫画を見ていると…
「こんな漫画を描くなんて,
将来性のかけらも感じない」
人もたくさんいます。

 

 

だからこそ,
「怖い」
のです。

 

 

 

なぜなら,
「自分の感性ではわからないだけで,
目の前のこの人は,
将来の偉大な漫画家になるかもしれない」
と思うからです。

 

 

もしそんな人を,
自分の一存で
「握りつぶす」
ような真似をしてしまったとしたら…?

 

 

これは,業界全体に対して…
そして社会に対しても
大きな損失です。

 

 

目の前の人には
そんな可能性があるかもしれない。

 

 

だから…
どんなつまらない原稿でも,
どんなに自分が疲れていても,
どんなに目の前の人から
詳細性を感じなくても…

 

 

毎回必死でチェックして…
ボツにしたとしても,
もしかしたら偉大な漫画家の
将来を閉ざすかもしれない,
そう恐怖を感じながら
仕事をしているそうです。

 

 

 

あの偉大な漫画家のスタート

 

 

先日,
たまたま
「伝説の編集長」に関する
記事を目にしました。

 

 

『週刊少年ジャンプ』の元編集長・鳥嶋和彦氏。

 

 

かの漫画家「鳥山明」を見出した方です。

 

 

鳥山明は…はじめて「ジャンプ」の新人賞に
応募した際,結果は「選外」です。
応募規定を満たしていなかったそうです。

 

 

そこで,鳥嶋氏が直接声を掛けて,
出来上がった作品。

 

ジャンプに掲載されて,
ぶっちぎりの「読者アンケート最下位」。

 

 

そこから更に1年半,
ずっとやり取りを続けて
世に出たのが,
「Dr.スランプアラレちゃん」
という作品です。

 

この連載のために
引っ越すことになったのですが…
その時に出てきたものがあります。

 

「500枚以上のボツ原稿」
だったそうです。

 

あの偉大な漫画家,
鳥山明ですら…
Dr.スランプアラレちゃんが
ヒットするまでに,
これだけのボツ原稿を
量産していた,
ということになります。

 

 

ですので…
冒頭の編集者の話は
まさに真実という他
ないでしょう。

 

 

実際に…
目の前のその原稿が
500分の1の可能性…
すなわち,
あと499件後には
大ヒット作品になる
かもしれませんから。

 

 

ドリームクラッシャーという許されざる存在

誰かが,
何か叶えたい夢や目標を
抱いているとき…

 

そんな夢や目標を耳にする時。

 

 

私は,この話が
脳裏をよぎります。

「どう考えても,
それはないだろ」

 

…と否定したくなることも
もちろんあります。

 

ですが。
私にその夢を潰す
権利はあるのでしょうか。

 

その正当性はあるのでしょうか。

 

 

例えば。
わかり易い例を一つ紹介します。

 

50代になって,
会社員として閑職に追いやられた人が
いるとします。

 

 

リストラ寸前です。

 

この方が,
「やはり会社員としては
不安だから,
将来独立するために
資格を取ることが重要だ」

 

 

…と言い出して,
「税理士」
の勉強を始めようとしたとしたら…

 

そのように
対応すればいいのでしょうか。

 

 

税理士という仕事を
ないがしろにするつもりも
貶める意図もありません。

 

 

その上で敢えて言います。

 

 

北欧にエストニアという
国があります。

 

 

非常にITの発達した国です。

 

 

この国では…ITの発達によって,
「税理士」や「会計士」という
職業が消滅しました。

 

 

なぜなら,
IT技術によって,
誰がいくらどれだけ買い物をしたのか。
そのすべてを国が把握できるように
なったからです。

 

 

その結果,
「申告」
という作業をする必要が
なくなったため,
税理士や会計士という仕事も
消滅したのです。

 

 

日本において,
直ちに税理士や会計士という仕事が
消滅することは
考えにくいでしょう。

 

 

ですが…
将来性としては
どうなのでしょうか。

 

 

…ということを考えると,

 

 

50代の男性が
これからゼロから勉強を初めて,
税理士を目指す。

 

 

これは
「合理的」
なのでしょうか。

 

だからといって…

 

「やめたほうがいいよ」

 

と言って,
人の夢を打ち砕くのは
もっと非人道的です。

 

本気で,
それを目指して努力していく
過程で,より価値のあるものを
見つけるかもしれません。

 

 

あるいは,70歳で税理士デビューしてから,
引退までの10年間が,
「人生でもっとも輝いていた10年」
になるかもしれません。

 

それを否定する権利や
正当性など,誰にあるというのでしょうか。

 

 

ドリームクラッシャーは
許されざる存在です。
人の夢を打ち砕く存在こそが
打ち砕かれるべき存在です。

 

夢は砕くものでも
潰すものでも
否定するものでもなく,
応援するものです。

 

ですので…
それほど不合理であったとしても,

 

 

私は
「やめたほうがいい」
と言いたくなるのをこらえて,

 

 

「がんばってください」
もしくは,
「私にできることがあったら
言ってください」

 

 

とお伝えすることにしています。

 

 

夢を否定する数少ない正当性

 

それは,家族の反対です。
個人的には
家族であっても,
何の権利があって,
人の夢を潰すことが許されるのでしょうか。

 

 

特に,子の将来を
親が決めることは
絶対に許されざることです。

 

 

が。
逆の場合はどうでしょうか。

 

 

例えば,子どもがまだ小さくて,
お金がかかる年頃にもかかわらず…

 

 

「会社づとめはイヤだ!
だから俺は漫画家になるぞ!」

 

 

と言って…
会社に退職届を
叩きつけてきたら…

 

 

子どもは…
そして配偶者は
どう思うでしょうか。

 

家計を担う責任を
一方的に放棄しているのですから,
それは止めざるを得ないでしょう。

 

このような数少ない例外は
あったとしても,

 

 

人の夢は,
応援するのが
私の考えです。

 

 

もちろん,
「相談」
された場合は,話は別です。
考えられるリスクとリターンを検討して
お伝えすることはあります。

 

ですが…
すでにその夢に向かって
走り出した人に向かって
ブレーキをかけるような真似は
するべきではない。

そう私は考えます。

 

あなたはどう思いますか?

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

追伸

 

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