なぜ価値ある好きな仕事で生計が立てられないのか

なぜ価値ある好きな仕事で生計が立てられないのか

なぜ価値ある好きな仕事で生計が立てられないのか
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。

 

今日は,
「それは違うだろ!」
とツッコミを入れたくなったので
その内容をお伝えします。

 

 

お題としては,
「なぜ価値ある好きな仕事で生計が立てられないのか」
という話です。

 

 

遺憾ではありますが,
なかなか厳しい現実の話です。

 

読んで学ぶ…
というよりは,
最後までご覧いただいて
何を感じるのか。
その点を意識してみてください。

 

 

 

ストリートピアノに遭遇した話

 

 

札幌の大通駅での話です。

 

 

先日,
大通駅から徒歩数分の,
ある会社を訪問した帰りのことです。

 

寒いので,すぐに
大通駅の地下通路に
降りて歩いていたら…

 

なぜか,
そこにグランドピアノが。

 

ロープで簡易的な
仕切りがしてあり,
ロープの周りには
人が群がっています。

 

そして,
軽やかなピアノの音が。

 

 

いわゆる,
ストリートピアノと
いうものなのでしょう。

 

流れている曲は,
私が好きな
「中島みゆき」
の曲,『糸』です。

 

思わず聴き入ったものの…
弾いている方の後ろ姿に
どうにも見覚えが。

 

横から回って演奏者の顔を
拝見すると…
やはり,思っていた通りの
方でした。

 

たまに,
SNSなどで
ストリートピアノに
挑戦した旨の
投稿がされていましたので,
納得です。

 

その方は,
ストリートピアノを
弾いた話はあっても,
演奏の動画は上がってないので…
ちょっと得した気分です。

 

 

凄腕の駅員さん

 

さて,
この大通駅のピアノですが。

 

 

Twitterで
こんな投稿がされていました。

 

この動画に対し…チラ見だったので,
正確な言い回しは覚えておりませんが。

「なる職業,間違えている」

 

といったコメントがされていますた。

 

 

要するに,

「これだけピアノがうまいのだから,
札幌市交通局の職員をやっているのが
間違っていて,
ピアニストになればいい…」

とでも言いたいのでしょうか。

 

だとしたら,

「んなわけあるかい」

とツッコミを入れたいところです。

 

なぜか。
これが今日のテーマである
「不合理さ」
だからです。

 

 

 

なぜ芸術は「稼げない」のか

 

私は…
確か幼稚園の頃から
ピアノをはじめ…

 

 

小学生に入ってから
管楽器をはじめ…

 

 

中学高校は
部活位でハンドベル。

 

大学は,
グリークラブ(合唱)。

 

 

それなりに
音楽には触れてきました。

 

 

では…
私がこの中のなにか一つでも,
もし専門家として
生計を立てたい…
と思ったとしても,
まず不可能です。

 

例えば…仮に
幼稚園より前から,
ピアノを弾き続けて
20年経ったとしても…
やはりピアニストには
なれないでしょう。

 

なぜか。

 

逆に考えてみてください。

 

 

この駅員さん。

 

Twitterの投稿で
「投げ銭」
なんて言葉もありましたが。

 

要するに,
「投げ銭」
という言葉を使う以上,
「プロのピアニスト」
という扱いではないわけですね。

 

そして…
はたして,
ここでツイートしている方々は…
これまでの人生で…

 

 

3000円以上の金額を払って,
ピアノコンサートを聴きに
行ったことがある方はどれだけ
いるのでしょうか。

 

 

そして…
もし,ここで演奏しているのが
本物のピアニストだったとして。
演奏し終えて拍手を浴びている最中に,
かばんからチラシを出して,
次回のコンサートの案内を渡して,
来る人はどれだけいるのでしょうか。

 

 

私はセールスコピーライターでは
ありますが。

 

 

正直,音楽をセールスコピーで
売るということは

「できる気がしない」

のです。

 

セールスコピーで,
芸術のコンサートを
集客するというのは
非常に難しいのです。

 

「億り人」という存在

 

 

いっぽう…
「億を稼ぐ」一部の人達を
「億り人」
と呼びます。

 

 

そして…
これもチラ見なので
出典は憶えていませんが。

 

 

「億を稼いだ」
最も多い人達が,
FXや株…最近は暗号通貨などとなります。

 

お金に近ければ近いほど,
稼ぎやすいのです。

 

これが…現実です。

 

投資家の次は…
まあ,セールスマンなどが
稼げるのでしょうね。

 

 

FXで億を稼ぐ人。

 

演奏家として…
20年苦労して,
なんとかギリギリ生計を
立てている人。

 

どちらが
「価値がある」
のでしょうか。

 

まあ,
例えるなら
キリンと自動車では
どちらが価値があるのか,
みたいな質問ですね。

 

 

あまりにも異質すぎて
比較しようがない。

 

 

でも敢えて言います。

 

FXは,
右を左,左を右に
しているだけです。
世の中に価値を提供していません。

 

演奏家は,
聴く人に,喜びをはじめとした
様々な感動や感情を提供しています。

 

どちらが価値があるのかといえば,
演奏家と言わざるを得ません。

 

 

でも,世の中に何も価値を提供せずに
稼いでいるのが,トレーダーなのです。

 

これが,現実です。

 

 

芸術という価値が測れない価値

 

「満ち足りて礼節を知る」

という言葉があるように…

 

 

生活に切迫感がある方は,
芸術どころではないでしょう。

 

衣食足りて礼節…
すなわち,社会人としての
ある程度の礼節は
手に入るでしょう。

 

 

そこから,
様々な娯楽,余暇を過ごすでしょう。

 

そして…
社会貢献などで,
寄付をしたり,
奉仕活動をしたり…

 

 

本当の自己実現を目指す
生き方をするかもしれません。

 

芸術は…
更にこの「上」の領域
ということになります。

 

 

有名な「マズローの5段階欲求」
だと…

 

第1段階:生理的欲求
第2段階:安全欲求
第3段階:社会的欲求
第4段階:承認欲求(尊重欲求)
第5段階:自己実現欲求

 

とあります。

 

あえて言うならば…
音楽を始めとした
本当に素晴らしい芸術作品は…
この5段階目よりも
上の次元なのでしょうね。

 

だから…
芸術に価値を感じる人は
少ないのです。

 

せいぜい,

「あー,良いものを聴いた」

という感じです。

 

 

だから「投げ銭」なんて言葉に
なるのでしょう。

 

実際…
私が遭遇した
ストリートピアノを弾いていた方も…
非常にお硬い,堅実なお仕事を
なさっている方です。

 

この駅員さんと同じように,
「弾く」
ことで生計にはならないのです。

 

さて。
私があなたにお伝えしたいのは,
今回改めて思うこととして,

 

「お金は目的にはならない」

 

 

ということです。

 

芸術は本当に素晴らしいものです。
だからこそ…

「芸術はお金にならない」

という発想そのものが,
根本からずれている。

 

本当に,人間の奥底に眠る
感性を表現する手段として
「芸術」があり…
芸術を通して,
人生をより輝かしく
素晴らしいものにする。

 

これは本当に気高いことです。

 

ただ,
それだと
「稼げない」
のも現実。

 

実際に,音楽で生計を立てられる人なんて,
100万人に1人いるかどうか
ではないでしょうか。

 

そして…最大の過ちとして,
世の中の「親」が,

「芸術で食べていくことは
できないのだからやめなさい」

と言ったりしてしまうわけですね。

 

実際,私の知り合いの芸術家が,
小さい頃に,
「芸術家になりたい」
と,芸術家の親に言ったところ,
「絶対にやめなさい!」
とこっぴどく反対され…

 

芸術家への道を
歩き始めるまでに,
20年遠回りしたそうです。

 

稼げない=価値がない

 

なんて馬鹿な話はないのに,です。

 

もちろん,
本当に好きな芸術で
稼げれば,
それはそれで良いのでしょう。

 

 

でも,
現在は資本主義社会。
生きるためにお金が必要です。

 

そして,
芸術という高次元のものに,
「真価」を理解できる人は少ない。

だから,お金を払う人も
少ない。

 

ならば,
「稼ぐ」

「芸術」
をきっぱり分ける。

 

これはこれで
やむを得ないことです。

 

今回は,
芸術で話をしましたが。

 

 

本当に,
自分の人生で価値ややりがい,
生きがいを感じることと,
お金になるかどうかは
また別の話です。

 

例えば,カピバラ。

私はカピバラが好きですが。

 

ノースサファリサッポロに
行ったところ,
凄まじい混雑ぶりでした。

 

 

人間に囲まれて,
常時モフられまくる生き方。

 

 

これって,
カピバラのために
なるのでしょうか。
非常にストレスフルで,
毛並みはバサバサでした。

 

だったら,
ストレスの少ない
環境に…となると,
お金にならない。

 

 

カピバラを飼育するには
非常に高額な金額が
かかりますからね。

<参照>

 

 

 

だったら…
稼げないなら
カピバラに価値がない。

 

 

 

そんなことにはなりません。
当たり前です!

 

 

 

だから…
ビジネスで稼いで,
その金額を
カピバラにつぎ込む。
これも人生の選択肢です。

 

だから…
ビジネスそのものが
好きで好きでたまらない方は
それでいいでしょうけど。

 

そうでないなら,

 

「ビジネス」…
起業や経営というものは,
自分の夢や目標達成の…
生きがいを感じるための
手段でしかない。

 

 

このことは忘れずにいたいものです。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平

 

追伸

 

忘れないためにも,
まずは明確な目標設定から。

 

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