先日,経営者限定のとある交流会でのことです。
その日は非常に大規模な会でした。
参加者が200名以上。
テーブルは円卓で,1卓に約8〜10人程度の座席があります。
確か…全部で21卓あった,と記憶しています。
さて,この交流会ですが,一定の要件を満たしていれば,全卓に自分のチラシや配布物を置くことができます。
つまり…この場合は21卓,約200名以上の席に,チラシを配布できることになります。
そこで,前から順番にチラシを配布していきます。
円卓ですので,いくつものテーブルをぐるぐる回っていくことになります。
ある時,ふと目が回る自分に気が付きました。
普段,それなりに円卓にチラシを配っている身としては,あまり目が回ることはありません。
ですが,その時は目が回ったのです。
なぜか。
定義【フィボナッチ数列】
数学で、最初の二項が1で、第三項以降の項がすべて直前の二項の和になっている数列。すなわち、1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89…という数列のこと。
要するに,ただの数列です。
イメージとしては,上記のアイキャッチ画像のようなものです。
真ん中右の1から,どんどん反時計回りに広がっていきます。
このフィボナッチ数列ですが,自然界でも多く見られるようです。
例えば,こちら。
螺旋の数を数えていくと,フィボナッチ数が現れるのだそうです。
興味深いのが,この回転の向き。
反時計回りです。
3回転とか4回転を跳ぶ,フィギアスケートの選手。
見るたびに「目が回らないのかな」と思うのですが,必ず反時計回りで跳ぶそうです。
時計回りで跳ぶと,フィギアスケートでも目が回る…という話を耳にしたことがあります。
私がチラシを円卓に配布していたときのことです。
私同様に,他の経営者も円卓をぐるぐる回って,チラシを座席に配布しています。
その他の経営者の立ち位置から,うまくぶつからないように避けようと,逆回りをすることがあります。
逆回り…すなわち,時計回りです。
何も考えずに,自然に配布していれば,反時計回り。
何らかのきっかけで意識すると,時計回り。そして目が回ります。
とても興味深い体験です。
自覚も何もなく,まったく意識しているわけでもないのに,こういった自然の法則に従って行きていることになります。
有名どころでは,万有引力の法則なども含まれるでしょう。
いちいち,万有引力の法則にしたがって生きている…などとは考えません。
ですが,万有引力の法則にしたがっているのです。
そして,ニュートンが万有引力の法則を発見しました。
レオナルド・フィボナッチが,フィボナッチ数列を発見しました。
一部の天才な人が,こういった自然界に隠された法則を見つけ出すことができるのです。
ありがたいことに,天才が発見した法則や原理原則は,凡人であっても使うことができるのです。
ポイントは,目に見えない法則が存在すること。
それは,知って,理解して,使いこなすことができる,ということ。
誰かが発見してくれた法則を,学んで,理解して,使う。
それができれば,望ましい成果に繋げやすくなるのです。
ただ,経験則ですが「学ぶ」と「理解する」との間に壁があるように感じます。
具体的には,知っているだけでは,それを使うことはできないのです。
理解してはじめて使うことができるのです。
私自身も,フィボナッチ数列という言葉は知っています。
ですが,理解…腑に落ちる状況ではありませんでした。
ですので,時計回りに回ってしまい,目が回ったのです。
逆に。
あるクライアントから,質問が来ました。
「こういった問題はどうしたらいいですか?」
答え自体はとてもシンプルでした。
「理由のトリガー」
を使えばいいだけの話です。
クライアントに「理由のトリガー」というものの使い方は教えていました。
ですので,クライアントは理由のトリガーは知っています。
知っていますが,理解…というレベルまでは腑に落ちていないので「使い所」に気づかなかったのでしょう。
学びは,深い理解に落とし込んでください。
どんどん,使って見てください。
それが,ごくありふれた成果へ至る道です。
最後に。
より早くより成果に繋がる道。
それは,知ったら即使う。
これしかないでしょう。
もちろん,理解していないので,うまくいかないことはたくさんあります。
失敗もするでしょう。
そして,その失敗が,深い理解につながり,次に実践した時に,上手く行きやすくなるのです。
理解に時間をかけるか。
体当たりして失敗して,より早く理解するか。
あなたはどちらがいいですか?
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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