こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
少々,物々しいタイトルで失礼しました。
私の元に来た,
様々な怪しいメールの中でも,
特に危険な詐欺メールなので,
その手口を紹介します。
結論としては
「くれぐれも気をつけましょう」
で終わるのですが,
「どう気をつけたらいいのか」
という根拠まで紹介いたします。
今回は「詐欺」に悪用しましたが,
この手口を正しく使えば
集客にも使える…そんな話です。
このメール手口,わかりますか?
もう一度掲載します。
メールの送信者は,
From: store@apple.com
です。
件名は
「サブスクリプションの確認」
です。
定義【サブスクリプション(subscription)】
商品の予約支払い。雑誌などの定期購読。
(デジタル大辞泉)
送信者「Apple」から,
サブスクリプションです。
私はマーケッターなので,
「サブスクリプション」
という言葉には馴染みがあります。
特に,
海外の会社が
「サブスクリプション」
という言葉を使うことに違和感はありません。
むしろ,
海外の会社が
「継続課金」
という言葉を使うほうが
違和感があるでしょう。
…ということで,
何事だろう…と思って
開いてみました。
Apple ミュージック会員 (1ヶ月無料トライアル)
6,550 円
…とあります。
身に覚えはありません。
さて,
ここで質問です。
あなたは,
身に覚えのない注文が来たら,
どう「思う」でしょうか?
身に覚えのない→架空の注文であり,詐欺だ
そう,思えるでしょうか。
それとも,
「間違って何か注文ボタンを
押してしまったのだろうか」
と思うでしょうか。
あるいは,
「Apple側が,一方的に
請求してきている」
と思うでしょうか。
ここに,心理トリガー…
ここでは「心理トラップ(罠)」と
表現します。
ここに心理トラップがあります。
つまり,
「世界的な企業である
Appleが,
自分の許可なく,
請求するはずがない」
と思うことです。
いわゆる「権威のトリガー」です。
では,
Appleが間違っていないなら,
誰が間違っているのでしょうか。
ここで当たり前のように
「詐欺師」
という選択肢が入っていくるのであれば,
話は別ですが…
ここでの「表面上」の当事者は,
自分か,Appleです。
ここで「なりすました第三者」
の可能性を検討するのは
なかなかレベルが高い話です。
そこで,
「自分が間違ったかもしれない」
と誤解させること。
これが,詐欺師の狙いです。
そのように誤解させたらどうなるのか。
次がこちら。
サブスクリプションをキャンセルするには,
Apple Music会員登録をキャンセルする(URL)
このURLをクリックさせることです。
このニセサイトへつながる
URLをクリックさせることが,
この詐欺師のゴールです。
クリックしたら,
何らかの不都合が起きるので,
クリックしてはいませんが。
何らかの情報が抜き取られるか,
ハッキングを受けるか…
そこは,私にはわかりません。
私に分かるのは,
「クリックしたらヤバそうだ」
ということくらいです。
詐欺メールとわかっていても怖い
私はアップルMusic会員に登録したことはないので
この金額についてはよくわかりません。
ただ…
自分のミスで,
6,550円の支出。
これは,なかなか痛いのでは
ないでしょうか。
私は…
このメールを見て,
「詐欺メールかもしれない」
と思ったものの…
確信が持てませんでした。
これが,怖いところです,
もしかしたら…何かの手違いかもしれない。
けれど…とりあえず,
こちらをクリックしておけば
解約できるだろう。
そう思わせるのも,
詐欺師の狙いでしょう。
私は,
「アップル」で検索
↓
アップル公式サイトへ訪問
↓
IDパスワードを入力
↓
自分のアカウント情報をチェック
↓
そこに「Music会員」に関する履歴が
ないことを確認
ここまでしてようやく,
「ああ,詐欺メールだな」
と安心しました。
画面(メール本文)だけでは
詐欺と断定できず…
しかも,
「もしかしたら本当かもしれない」
と思わせる。
これが,
このメールの怖さでした。
決め手はリアリティ
実は,Appleを騙るメールは
バンバン,来ています。
例えば…
「警告!!:あなたのアカウントは閉鎖されます。」
という件名。
これは…さすがに
「リアリティ」がなさすぎます。
一言で言えば,
「胡散臭い」
のです。
なので,
このメールは気にもしませんでした。
そもそも,Appleに登録している
メールアドレスではないですから。
ですが,
今回は,Appleに登録している
メールアドレス宛に,
「サブスクリプション」
です。
万人受けはしないでしょう。
そもそも,
「サブスクリプション」
という言葉がわかららない人は
反応もしないでしょう。
けれど…
Appleという海外の会社が
「サブスクリプション」
という言葉を使うことで,
リアリティが
一気に高まるのです。
刺さる人には刺さるのです。
実に狡猾なやり方です。
あなたのもとにも,
この手のメールは来るかもしれません。
くれぐれもご注意ください。
そもそも,詐欺なんかするなよ
10年以上前ですが,
自己啓発にハマって,
催眠療法などをいろいろ勉強していました。
当時の師匠は…苦笑いしながら,
「詐欺師のほうが,
熱心に真面目に勉強します」
とのこと。
彼らは「法の保護」を受けられないですからね。
言い換えると,
私達は,心理トリガーを使って
失敗しても,せいぜい商談不成立…程度でしょう。
けれど,
彼らは失敗したら,
「逮捕」
です。
学びの熱量の違いが,
ここに現れるのでしょう。
それだけの覚悟と熱量で
学んで…
まっとうにビジネスをすればいいのに。
凄腕テクニックを持つ
犯罪者を見るたびに
そう思います。
あなたもそう思いませんか?
私達は,
技術を熱心に学んで
正しく使って,
まっとうな商売をして,
顧客に価値を与える仕事をして
いきたいものです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
どんなテクニックも,
心理トリガーも,
使う人の心構え次第。
包丁で,人を傷つけることも
美味しい料理を作ることも
できますからね。
ただ…
切れない包丁で
美味しい料理を作ろうとしても,
うまくいかないことはあります。
なので,
正しい知識を,
正しい技術を
身につけなければなりません。
…という考え方で言うならば,
世の中,間違っていたり,
まがい物だったり,
改ざんされていて使えない本もありますが。
この本は,心理トリガーについて
「正しく解説してある」ものです。
明後日まで,
3700円→1980円(税別・送料込み)
さらに解説動画付きです。
あなたの扱っているものを買った顧客は
「別に騙されてもいないし不幸にもならない」
と胸を張っているならば,
よりよい売り方ができれば,もっと売れます。
今日のテーマに関する記事はこちらです。
合わせてご覧ください。
↑
そもそも心理トリガーを使って
ビジネスすること自体が
許されないのではないか。
…と思う方は,こちらをご覧ください。
<はじめての方へ>
まだご覧になっていない方は,
一度トップページをご覧ください。
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