今日は，個人的に少し気になっている点について，思うことをまとめます。
それが，
「ゴールのズレ」
です。
少々メタな話になります。
人は必ず何らかの目的を持って，この世に生まれてきた。
そんな考え方です。
自己啓発でもなければスピリチュアルな話や宗教でもないので，この点は深く掘り下げません。
さらっと
「そういうものなんだな」
くらいに思って，これを前提に以下ご覧ください。
生まれたときから人生の目的を持っています。
その目的に向かって進んでいる間はとても幸せなことです。
一方，不幸なのは，
１．自分の人生の目的がわからない
２．自分の人生の目的が間違っていることに気づいていない
ということでしょうか。
全ては，この生まれ持った目的に向かって進んでいき，遂行する。
これが人生というものです。
そう考えた時に，
「ビジネス」
と，どう付き合うのか，という問題が出てきます。
２つの考え方があります。
ひとつは，人生の目的と，ビジネスの目的に一貫性をもたせること。
もうひとつは，ビジネスをライフワークではなくライスワークだと割り切ること。
どちらが正しい，間違っている，というものでもありません。
人の人生を正しい，間違っている，などと判断することなどできないでしょう。
後者は後者，ライスワークで問題ないでしょう。
今日のテーマは前者に関わることです。
自分のビジネスと，自分の人生の目的に一貫性をもたせること，についてです。
あらかじめ言っておきます。
正解はありません。
実は私自身が，この問題に悩んだ時に，私のメンターに質問をしました。
すると…非常に単純明快な回答をいただきました。
一言で言えば，
「考え続けてください」
とのことでした。
「これが自分の人生の目的だ」
「こうすれば自分の人生の目的とビジネスが一貫性を持つ」
などというインスタントな答えはありません。
あったとしたら，人生そのものがインスタントなものとなり下がるだけでしょう。
メンターの答えは，何一つ答えになっていないようにも捉えられますが，私にとっては非常に納得の行く，これ以上のない答えでした。
話を戻します。
自分の人生の目的については，悩み，もがいて試行錯誤して，発見していくもの。
そんな前提で考えた時に，その悩みながらビジネスもしていくことになります。
そこで気をつけなければならないのが上述の通り，
「２．自分の人生の目的が間違っていることに気づいていない」
ということです。
目的と進行方向にズレが生じることになるのです。
例えば。
自分の人生の目的を実現するために，まとまった資本が必要だとします。
その資本を調達するための【手段】として，起業して収益を得ようとします。
起業して収益するためも，たくさん【集客】しなければなりません。
集客するために，様々なノウハウを収集していきます。
目的と進行方向のズレは，このあたりで生じます。
つまり，本来は自分の人生の目的を実現するための手段でしかなかったビジネス。
そのビジネスの局地戦で勝つための戦術である集客。
今となっては，集客して売上を上げることそのものが目的になってしまっている。そんな現象が起きるのです。
具体的には，PPC広告とか，プロダクトローンチとか，FB広告とか，SEO対策とか…といったテクニック「そのもの」を追い求めてしまう，という現象が起きます。
本来は，自分の人生の目的を実現するはずだったのにです。
私自身も多かれ少なかれ含まれます。
本来は，ビジネスは自分の人生の目的を実現する手段です。
目先のことだけにとらわれていたら，そこにズレが生じます。ズレが生じると，人生の目的にたどり着かない，という悲惨な事態になります。
今一度。
何のためにビジネスをするのか。
何のために，目の前のこのタスクを，この戦術を実行しているのか。
そこを思いだなさなければならないでしょう。
お金を稼ぐことは悪いことではありません。
売上を上げることは大切なことです。
どんなビジネスも，お金がなければ存続しないのですから。
だからといって，売上を上げることやお金そのものは，人生の目的にはならないのです。
人生の目的，という視点で考えると，非常に抽象的で捉えにくくなります。
そこで，抽象度を下げて，具体化します。具体化して具体化して…細分化したその先が，例えば集客であり売上アップであり…そのための戦術となります。
それらをまた抽象度を上げていくことで，人生の目的にたどり着かなければ…そこに一貫性はないのです。
なぜなら，ズレてしまっているからです。
特定の誰かや出来事を受けて…ということではなく，なんとなく，個人的に感じることがあって，思うことをまとめました。
どちらかと言えば，自分自身に言い聞かせるための内容です。
ただ…この内容が他の誰かの役に立てたら，それはとても素晴らしいことです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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