売上至上主義の末路

売上至上主義の末路

売上至上主義の末路
読んで役に立つ,学びがあったと思った方は「いいね」やシェアをお願いします。

世の中,ゼロを1にするのが一番大変です。
1を2にするのも,楽ではありませんが,ゼロを1にするほどではありません。
2を3にするのも,そこまでではありません。
3を4に…とまでいけば,もはや作業でしょう。

会社を3社も4社も…あるいはそれ以上,多くの会社を経営している方がいます。
1社起業して経営するのも大変なのに,なぜそこまでたくさんの会社を経営できるのか。

…そんな疑問に対する答えが,上記の通りでした。
すなわち,1社起業するのは大変。
でも2社目はそれほどでもない。
3社目はさらにそこまで大変ではない…。

仕組みができれば,大変ではない,ということでしょう。

…という話を,10年ほど前に聞く機会がありました。
当時の私は,
「なるほどな…」
と納得しました。

ですが,先日,
「あれ?」
と疑問に思ったことがあります。

「なぜそこまでする必要があるのだろうか」
と。

会社そのもの,だけではありません。
何店舗も何店舗も,次々に出店を増やしていく。
チェーン展開を広げていく。

「この度,○店舗目をオープンしました!」

こんな知らせを見ると,
「あれ?」
と感じるようになりました。

こういった疑問を感じたら,きちんと掘り下げて,疑問の元にたどり着き言語化する。
これがコピーライターとしての訓練でしょう。

得てして,こういった疑問に対する答えは,すでに自分の中にあります。
実体験かもしれません。
あるいは,どこかで読んだことかもしれません。
または,人から教えてもらったことかもしれません。

私の中の疑問。
それは
「本当に儲かるのだろうか」
という考えです。

例えば,整体院を新しくオープンするとします。
チェーン展開して,○店舗目だとします。

売上が,仮に月100万円だとします。
集客コストで,20万円掛かるとします。
家賃光熱費通信費等,各種コストで20万円掛かるとします。

そのチェーン店を任せる整体師に給料を月30万円払って,支店長を任せるとします。
すると,残りのお金は,30万円。

これが利益…にはなりません。
まず税金が掛かります。
また,給料以外の人件費が掛かります。
すなわち,各種社会保険料等が掛かります。

あとは単純に従業員を管理する手間暇が掛かります。

手元に残るお金は微々たるものでしょう。

もし,もっと売上が伸びれば…と思うかもしれません。
設例が整体院ですので,労働集約型です。
売上を増やすには,人を増やさなければなりません。

整体師も,朝から晩まで施術しているわけにはいかないでしょう。
顧客数が増えてくれば,サポートの人員も増えてきます。
あるいは,整体師は雇用関係であって,奴隷でも何でもありません。

いつ引き抜かれるか,退職されるか,顧客をごっそり持って行かれて競合店にチェンジするか,わかりません。

そうなった場合,また必死になって代替人員を探して…となります。

そこまでして…複数店舗を展開するのはなぜでしょうか。

その背後にあるのが,拡大志向であり,売上至上主義です。
本当に「売上」が欲しいのでしょうか。

年商5億…と聞けば,凄い,と思うかもしれません。
年商五億で,経費が4億9999万円だったら…1万円が粗利です。
黒字なだけ,凄いかもしれません。
世の中の会社の7割が税金を払っていない,と言われていますので。

年商10億。経費11億…なんて会社もあるわけです。

売上さえあれば,それでいいのでしょうか。

私たちは,
「売上」
があれば生活していける…わけではありません。
私たちが本当に必要なのは,売上ではなく「利益」です。
要するにお金です。

お金が何よりも大切…とまでは言いませんが,実際問題,お金は大切です。

お金だけがすべてではないでしょう。
ですから自分のやりたい夢やビジョン,目標に基づいてビジネスを展開して,お金を手に入れる。
とても健全なことです。

ですが,いつの日か「拡大志向」にはまってしまったら…?

ビジネスは,無限に成長し続けなければならないもの何でしょうか。
売上は,「昨対比○%アップ」を目指し続けなければならないのでしょうか。

チェーン展開で,売上やビジネス規模を伸ばし続けなければならないものなのでしょうか。

有名な偉人の言葉に,
「自分の生み出した価値の10分の1が,自分に戻ってくる」
といったものを聞いたことがあります。

つまり,会社員として,年収1000万円欲しいのであれば,1億円くらいは売上を出さなければならない,という考えです。

先ほどの整体院の例では月30万円の給料ということは…月300万円の売上は必要だ,ということになります。
ですが,実際には100万円。
つまり…結果的にですが,その整体師を雇うために,その店舗展開をした…ということになってしまっているのです。
すべての費用とリスクを背負って,新たに店を雇って,その従業員を生活させるための店舗になっているということです。

その従業員が,本当に売上10倍を達成できれば,経営者としても,自分が現場にいなくても自動的に売上が入ってくる仕組みになります。

そこで一度考えてみて欲しいのです。
人件費を全部足します。その額を10倍にします。
結果として,売上に届いているでしょうか。

もちろん業種業態の問題もあるでしょう。
仕入れや,業界の一般的な粗利が厳しい業界では,10倍では足りないかもしれません。
ここでは,仮に10倍としておきます。

10倍に届かない…ということは,
「従業員の為にあなたが働いている」
という逆転現象が起きているのです。
全責任,リスクを負って,自分の時間を捧げて,24時365日,いつ電話が鳴っても対応できる状態にして…従業員のために働く。

なぜ,こんなことに陥ってしまったのか。

利益ではなく,売上至上主義だからです。

あるいは,エゴを満たしたから…かもしれません。
多店舗展開して,新たにオープン,ともなれば,周りから
「凄いね!!」
と言われますから。

もともと,自分のやりたいことをやって「利益」を手に入れるための起業だったはずなのにです。
本当に大切なものを忘れてしまうと…とても残念な結果で終わるのです。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

1つの集客法で7割以上を集客している。
これは危険です。
とはいえ,どうしていいかわからない。
そんな方は一度こちらをご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください