逃れられない人間の本質をプロモーションに活かす方法

逃れられない人間の本質をプロモーションに活かす方法

逃れられない人間の本質をプロモーションに活かす方法
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ある方から聞いた話です。
子どもの夏休みの宿題について,7月中に全部終わらせるのだとか。

もちろん,親がきちんと指導して…ということになります。

ここでちょっと考えてみてください。
子どもは,親という強制力…あるいは指導,という名目がないまま,夏休みの宿題を7月中に片付けることができるでしょうか。

もちろん,まったくできない,ということはないでしょう。
特に,極めて知能や成績が優れた子どもであれば,文字通り「朝飯前」とばかりに,さっさと片付けてしまうこともあるでしょう。

ですが…そうではない子どもにとって,自主的に,能動的に,夏休みの宿題を7月中に片付けられるのはどの程度の割合なのでしょうか。

もちろん,夏休みの宿題は,ただのメタファーです。

今日のテーマは,
「人間の弱さ」
です。

人間は,決して強い生き物ではありません。

数年前,iPhoneのアプリであるApple製の地図アプリを使用しないように,というニュースを見かけました。
なぜか。
極めて精度が低かったからです。

iOS6の地図アプリで尖閣諸島を検索したところ,なんと魚釣島が2つ出てくる…。
笑って済ませられるネタでしょう。
(2つあるのだから,チャイナと1つづつ分け合えばいいのではないか,という冗談は笑い飛ばせるかどうかは別ですが…)

ですが,実際に,オーストラリアで命の危機に6名が命の危機にさらされたことがあります。
実際の目的とは70キロも離れたところに誘導されたそうです。
広大な国立公園のど真ん中で,立ち往生。
ガソリンは尽き,水も食料もなく,気温は摂氏46度まで上がる地域なのだとか。

幸いにして,警察に救助されたそうです。

さて,このように,国立公園に身一つで放り出され…それが命の危機に直結する。
これが人間本来の「生物」としての弱さです。

もちろん,個人差はあるでしょう。
格闘に強い人もいれば,体力に優れた人もいます。
卓越した意志力を持っている人もいるでしょう。

ですが,人間は本来弱い生き物です。
つい,怠けがちになります。
つい,楽をしたがるのです。

きっと…許されるならば,毎日だらだらと寝ながら過ごしたい。
そのような欲求を持っている人のほうが多いのではないでしょうか。

いずれは,電子工学や脳科学の発達により,人の意識を電子化して,「肉体」という枷から脱却できる日が来る…かもしれません。
ですが,まあ…私たちが生きている間は,現実的出ないでしょう。

人が「生物」としての枠組みの中でいる限りは,逃れられないものです。

ではどうしたらいいのか。
ここでは,この怠け癖にどう対処するのか,ということはテーマではありません。

人間の性質を理解して,それをマーケティングにどう活かすのか,という考え方になります。

シンプルな考え方としては,この怠け心にアプローチする売り方ができます。

例えば,
「1日たった15分」
というトークが有名です。

もちろん…毎日15分を継続するのは,極めて大変で,しんどいものです。
実際,あなた自身が毎日,自分をよりよくしようと1日15分以上継続しているものがいくつかるのか。
これを数えていただければ,この「1日たった15分」が大変かは実感いただけるでしょう。

ですが,ここでは,「たった15分」と謳うことで,簡単そうに見えるのです。

さらに怠け心に訴えるならば,「これを飲むだけ」系のダイエットサプリメントなどが該当するでしょう。

ただ,一つの問題点としては,
「怠け心を許容する」
という前提でのセールスです。
極めて怠け心に富んだ客層が集まってくることでしょう。

さすがにそれは…という方は,別のアプローチがあります。

人間は,楽をしたがる生き物です。
つまり,楽をするための努力は惜しまない,という人もいるのです。
その結果,科学や文明が発達してきたのです。

今よりも楽に…言い換えると,今よりも更に利便性を追求してきた結果です。

これは,一部の技術者には限らないでしょう。

例えば,ダイエット。
1日15分…というものがつづかないからこそ,パーソナルトレーナーを付けて,短期集中ダイエット方式が確立した,と言えます。

あるいは,90日コースとか,12週間コースとか…というのも,
「長期だと続かないけど,短期間だけなら,がんばれる」
という心理にアプローチしたものだと言えます。

BtoBビジネスであれば,更にわかりやすくなります。
基本的に,BtoBビジネスのベネフィットは,2つしかない,と言われています。
一つは,売上(利益)のアップ。
もう一つは,経費の削減。

無駄な手間やプロセスがあることで,残業が増えて…という状況だった場合。
この無駄を削減することができれば,経費削減につながります。

これは,楽をしたい,という人間本来の衝動と,企業という集合体の中で重要なニーズにリンクするものです。

そして,BtoBは,「企業」を相手にしていますが,結局は担当者という「人間」がターゲットです。
この「楽をしたい」という衝動は,基本的になくなることはないでしょう。

正攻法だけではなく,たまにはこういった人間の人間らしさ,泥臭さにスポットを当てて,プロモーションをするのも一つの手となります。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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