その会社の思いがどのように視覚化されるか

その会社の思いがどのように視覚化されるか

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都内で開かれる、あるセミナーに参加するためにホテルを予約することにしました。
予めセミナーの内容が、寝起きにカツカレー大盛りを食べるがごとく重たい内容だということはわかっています。

ならば、なるべくセミナー会場に近い場所を予約したいところ。

そんな前提で、こちらを御覧ください。

楽天トラベルという予約サイトで検索したところ、このような表示になっています。
はじめから、◯日〜◯日まで、5泊6日で検索を掛けた結果、このような表示になっているわけです。

ならば、宿泊費としては、単純に
税込価格5800円×5泊=29,000円、という計算になります。

なぜなら、
「5,371円/泊」
と書いてあるからです。

言い換えると、

「〜5,371円/泊」
と書いてあるわけでもないので、安くなるという期待はありません。

また、
「5,371円〜/泊」
と書いてあるわけでもないので、高くなる、ということも想定していません。
ホテル1

ところが、この赤い予約ボタンを押すと、このような表示になります。
ホテル2
消費税込:39,000円

私の電卓では、5800円×5泊=29,000円です。
私の電卓が壊れたのでしょうか。
それとも、私の頭の中まで何かが壊れているのでしょうか。

種明かしはこちら。
ホテル3
これがア◯ホテルのやり方です。

女性社長の顔を全面的に出しているので、それが生理的に受け付けないという問題はさておきます。
この◯パホテルに大して、
「薄汚い」
と感じさせるのがここにあります。

世の中需要と供給です。
土曜日に価格を上げる、ということそのことだけを以って、薄汚いとまでは言えないでしょう。

ですが。
「5,371円〜/泊」
と書いてあるわけではなく、
「5,371円/泊」
と書いてあるにもかかわらず、1日だけ料金が約3倍に跳ね上がっているというやり方が実に薄汚い。

そして、それを以って最低価格保証と謳っているわけです。
アホテル

まあ、これがアパホテ◯にとっては、最低価格なのかもしれません。
 
ただ、このような姑息な表示をするホテルに、誠実さを感じることはできるでしょうか。
 
 
ここから学べること。
それは、
「自分の発した言葉に責任を取らないと、嫌悪感を以って向かい入れられる」
ということです。
 
 
かつて。
コジマ電機が
「日本一の家電量販店を目指します」
というスローガンを掲げていました。
別に、ここに何ら嘘偽りはありません。
仮に、極端な話その時点でコジマ電機が日本ワースト一位だったとしても、日本一を目指しているのであれば、そこに真実はあるからです。
ただ、それが真実かどうか、というのは行動を以って示されます。
 
言うだけだったらだれでもできます。
実行する、という行動を伴うことで、
「視覚化」
することができます。
 
その会社の掲げる思いやビジョンが目に見えるということになります。
 
言い換えると。
行動を伴って見えることが、その会社の思いやビジョンということになります。
つまり、言っていることよりも行動していることが、その会社の実態を表していることになるのです。
 
その上で。
だまし討のような料金表示。
最低価格保証。
 
あなたは、このアパホ◯ルが本当に
「ベストレート宣言」
を実行していると思いますか?

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