こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
そろそろ,8月のお盆時期となってきました。
今年の正月に設定した目標への
進捗状況は,どんな感じでしょうか。
このまま行けば達成できるでしょうか。
それとも…目標達成とはかけ離れた位置で
もがいているのでしょうか。
今日は,
業種業態によりますが,
お盆で少し時間が取れる方向けに,
目標設定についての見直し方について
お伝えします。
なぜなら…
たとえ話です。
東京→サンフランシスコまで,
約8280キロ。
もし,途中で方向がずれたまま
進んでいたとしたら…?
はじめは,ごくわずかのずれ
かもしれません。
けれど…
8280キロの間,ずっと
ずれていたら,
まったく見当違いの場所に
たどり着いてしまうでしょう。
もちろん,完璧に直線距離で
移動できるわけではないですが…
だからこそ,随時,現時点と
ゴールと,ルートをチェックしながら
移動しなければなりません。
特に,
ゴールが間違っていたら,
たどり着きたいところには
永久にたどり着くことは
できません。
そこで,
あらためて
「目標設定」
に関して,
考えを整理することで,
「あなたの達成したい目標」
について捉え直して,
「他人の目標」
のために生きることから
脱却すること。
これがこの記事の狙いです。
あなたの人生はあなたのために生きていますか?
目標設定といえば,
自己啓発の権威,
ブライアン・トレーシー。
彼は,
「目標設定5つの秘訣」
というテーマの中で,
このように述べています。
目標を持たない者は,
持つもののために働くことを一生定められている。目標を持たなければ,
永久に他人の目標達成の手助けをすることになる。
彼自身は,
目標設定がいかに大切であるかを
説くために,
このようなことを述べているのでしょう。
ところが。
この手の自己啓発,成功哲学は
いわゆる「欧米系」のものです。
日本人には馴染まないという
説もあります。
なぜなら,欧米人は元々狩猟民族で
ポジティブ思考。
日本人は,農耕民族で
ネガティブ思考だから…
という説です。
詳細は下記記事をご覧ください。
<参照>
完璧主義のネガティブ思考向け売上アップ法
実際…
成功している人の中には,
次々と目標設定をして
達成している人もいます。
同じように,
目標設定をせずに,
人から頼まれたことを
次々と実行していくうちに
気がつけば大きなことを
成し遂げている人もいます。
後者で有名なのが,
講演家,中村文昭さんの
「頼まれごとは試されごと」
という考えです。
どちらが正解で,
どちらが不正解なのかは,
今日のテーマではないので
ここでは触れません。
さて,
今日のテーマは,
「他人の支配下ではなく自分の目標を生きる」
ということを,
はじめにお伝えしました。
ブライアン・トレーシーは,
目標設定をしていなければ,
他人の目標のために
生きることになる旨述べていますが…
はたしてこれは本当でしょうか。
もちろん,
ウソではないでしょう。
ですが,本当でもない,
というのが私の考えです。
なぜなら,
目標設定をしたところで,
その目標自体が,
他人の影響または支配下だ…
ということは十分にありえるからです。
例えば,
代々続いている医師の家系。
親からは当然に医師であることを
要求されます。
勉強を必死で頑張って,
努力を積み重ねて,
医師になったときに…
はたしてそれは
「自分の人生の目標設定」
を達成したと言えるのでしょうか。
また,
「頼まれごとは試されごと」
を徹底的に実践したら,
結局は他人からの頼まれごとで,
自分の人生を費やしてしまうことに
なるのではないでしょうか。
もちろん,
本気で100%全力で毎日を
生きている人であれば,
私利私欲に駆られた人は
そうそう寄ってくることはないし,
そんな魅力的な人の周りにいる仲間が
守ってくれることでしょう。
だからといって,
世の中,どこまでも狡猾な人は
いるものです。
誰かに好き放題踊らされたまま
生涯を終えることにも
なりかねません。
結局のところ,
目標達成2つのタイプ
いずれも,
「他人のために
踊らされるリスク」
は避けて通れません。
気がつけば「他人の人生を背負っている」可能性
そして…
他人の人生の一部を
「気がついたら背負ってしまう」
可能性もあります。
私の例で紹介します。
私が小学生の頃,
伯母の家に行ったときのことです。
その時,
私はプロ野球の西武ライオンズの
ロゴが入ったキャップを
かぶっていました。
そのキャップを見て,
伯母は寂しそうな表情をしました。
聞くところに寄ると,
彼女は阪神タイガースファンだそうです。
…というやり取りをしてから,
半年も経たずに,
伯母は喘息の発作で急逝しました。
私も,喘息の発作持ちという点で,
伯母との共通点がありました,
これでもう伯母は
タイガースを応援できないんだな…
気がつけば,
私は西武ライオンズではなく
阪神タイガースを応援していました。
時代は1990年代の,
西武ライオンズ5年連続
リーグ優勝をした,まさに絶頂期。
自分の心の中では,
「強すぎて応援する気になれない」
「(当時)どん底のタイガースのほうが
応援したほうがいい」
と思っていましたが…
もしかしたら,
伯母の人生のごくわずかとはいえ,
背負い込んでしまったのかもしれません。
たかがプロ野球の応援チーム…レベルですが,
もしかしたら,人生を懸けて挑むような
目標を,背負い込んでしまうことも,
十分にありえます。
この「他人の人生を背負う」という考え方は,
話し始めると長くなるので詳細は省略しますが…
そんなドラマや小説,
映画など,
きっとあなたも見たことが
あるはずです。
自分の人生を生きるにはどうしたらいいのか
私なりにまとめた考え方を
紹介します。
ひとつは,
他人のために生きる人生を
受け入れることです。
他人に踊らされるのではなく,
自らの意思で,
「他人に貢献」
することを選択するのです。
そもそも,
ビジネスとはそういうものです。
誰かに貢献してこそ,
価値があり,
そこに収益が生まれます。
誰かに貢献することなく,
ビジネスは成り立ちません。
仕事の時間を最小限にしぼり,
その時間を「犠牲」として割り切って,
余暇を全力で生きるのも一つですが…
このブログをご覧の方は,
経営者や個人事業主,ビジネスマンでは
ないでしょうか。
ビジネスそのものが,
自分の人生の中枢に近いことは
否定できないでしょう。
ならば,
他人のために貢献する…
という点を自ら能動的に
選び取れば,
「他人に踊らされる」
人生ではなくなります。
そして…
自分の中で,
「これだけは絶対に譲れない
確固たる思い」
を見つけ出して,
その部分だけは,
他人に譲らなければいいのです。
他人の支配を免れる2つの考え方
最後に。
他人に踊らされる人生を防ぐ,
最大のポイントを紹介します。
そもそも,
なぜ他人に踊らされるのか。
理由は2つ。
1つが,
「これだけは絶対に譲れない
確固たる思い」
が明確になっていないこと。
ポイントは,
「ない」
ではなく,
「明確になっていないこと」
です。
あなたがこの世に生まれてきて,
この生涯で成し遂げるべき何かは,
必ずあるはずです。
2つ目。
他人につけ込まれ,
支配される隙が
あることです。
私が見聞き,経験してきた中で,
とてもやっかいなもので…
他人につけ込まれる最大の隙は
「承認欲求」
です。
他人からの承認欲求を
捨てられない限り,
誰かに承認を求めることになります。
他者承認を得る,
簡単な方法は,
他人に「都合のいい人」になることです。
承認欲求をコントロールできれば,
つけ入る隙の大部分を防げることでしょう。
承認欲求をコントロールできず,
他者承認を求めると,
人生を他人に支配されることになります。
最後にまとめます。
自分の人生を生きるために,
目標設定が必要という
考えがあります。
もちろん,
「頼まれごとは試されごと」
通りに,誰かのために
生きることも選択肢の一つ。
ただ…
私利私欲のために,
他人に人生を支配されるのは
避けたいところです。
そして…
支配される,
つけ入る隙を生み出しているのが,
承認欲求。
他者からの承認に頼らず,
自分が心の底から求めるものに
向き合って,
そのために目標設定する…
これが一つの
「目指すべき姿」
なのかもしれません。
今日のテーマに関連する記事はこちらです。
あわせてご覧ください。
永久に成果が出ない人,いずれ成果を出せる可能性のある人の違い
今日のテーマに関連する記事はこちらです。
あわせてご覧ください。
追伸
発表!
ルナティックモード願望実現&目標設定ワークショップ
8月13日まで,7日間限定で募集します。
今日の記事の中で,
何度も紹介した,
【あなたが本当に欲しいものが何か】
を見つけ出すワークショップです。