昨日は，１００回ブライアン・トレーシーのプログラムを聴くための倍速再生テクニックについて紹介しました。
【参考】
【１００ブライアン】攻略法 マインド編
【１００ブライアン】攻略法 テクニック編
今日は，その倍速音声を使って，どのように聴けばいいのか，いくつか紹介します。
ご自身の好みの方法を試してみて下さい。
１．脳科学的な原則
私は脳科学の専門家ではないので，専門用語を使って詳しく解説はできません。
私なりの言葉で，なるべくシンプルに解説します。
人は，短期記憶と長期記憶というものがあるようです。
すぐに忘れてしまう記憶が短期記憶で，ずっと覚えていて使える記憶が長期記憶。
この２種類です。
３０日以内に，７回同じデータのインプットがあると，脳はそれを「重要なデータ」だと判断して，短期記憶から長期記憶に移行するそうです。
諸説ありますが，「３０日以内に７回」という説が，もっとも回数が一番多かったので，ここでは一番多い７回を基準に設定します。
そこで，１００ブライアンのやり方としては，３０日以内に同じセクション（一区分）を７回聴く，というのが基本コンセプトとなります。
具体的には次の通りとなります。
（１）ひとつのセクションを７回ずつ聴く
例えば，ブライアン・トレーシーのプログラムの一つ，パーフェクトセールスというものがあります。
全３５セクションあります。
この場合，１セクションを７回聴いてから次に進む，という聴き方が１つです。
メリットは，確実に３０日以内に７回聴けます。
デメリットは…飽きるのが早くなります。
（２）数セクションずつごとにまとめて７回聴いてから次に進む
例えば，３セクションごとに聴く，というやり方です。
これもメリットとしては，３０日以内に７回聴くのはそこまで大変じゃないでしょう。
デメリットは特にありません。上記（１）ほどは飽きが早く来ることはないでしょう。
（３）最初から最後まで通して聴く
基本は，３０日以内に７回です。
上述のパーフェクトセールスの場合，全部で約４２０分。
３倍速だと２時間２０分。若干のロスタイムを入れても，２時間半です。
３倍速で１日１時間聴けば，約１８日で７回達成です。
一方２倍速でも，約２５日で７回達成です。
倍速音声であれば，１日１時間で１ヶ月に７回聴くのはそこまで難易度は高くないでしょう。
メリットは，全体を通して何度も聴くので，それぞれのセクションごとの関連性や全体感も合わせて学ぶことができるでしょう。
デメリットとしては，１日１時間は時間を確保する必要があることです。
１日３０分だと，３倍速で３５日掛かります。
聴く時間を多めに確保できる人向けとなります。毎月２０日以上，１時間通勤する人なら達成できるレベルです。
２．毎日聴く
これは，強く推奨します。
毎日聴き続けて下さい。
ブライアン・トレーシーは，２１日で習慣になる旨言っています。
ですが，習慣について幾つかの書籍を読む限りでは，最低３０日から，長いと１８０日というものもあります。
ブライアンが教えるのはテクニックだけではありません。
その奥には考え方やマインドもあります。
考え方やマインドまでまるごと習得するのであれば１８０日間一日も欠かさずに聴き続けるのを強く推奨します。
なお，習慣化の仕方については，すでに解説済みです。そちらをご参照下さい。
習慣を身に付ける為に必要なメンタルパワー 前編
習慣を身に付ける為に必要なメンタルパワー 中編
習慣を身に付ける為に必要なメンタルパワー 後編
コツは…習慣化です。言い換えると，飽きても聴くことです。
朝起きて，顔を洗う時に，「いい加減飽きたから今日は顔を洗わなくていいかな」とは思わないでしょう。
入浴も…「最近入浴に飽きたし…１ヶ月位はお休みしよう」などと思ってそれを実行したら，ビジネス上深刻な問題を抱えることになるでしょう。
習慣になれば，飽きるとかそういったレベルの問題ではなくなります。
そうなった「後」に，聞き続けたことが行動に変わるのです。
飽きてきたり，「またこの話か…」と思ったときこそ，「よしよし，この調子」と思って下さい。
あまりの退屈さに，他のプログラムに移行する…というのはもったいないです。並行して聴く分にはかまわないですが，まずは一度はじめたプログラムで１００ブライアンを達成しましょう。
３．リラックスして聴く
これは，ブライアンが，達成の心理学の「スーパー学習テクニック」にて詳しく解説しています。
リラックスすることで脳波を，ベータ波の状態から，アルファ，シータ波の状態にしたほうが，学習効果が高まります。
ブライアンは音楽を使う方法を紹介していますが，イヤホンで倍速音声を聞きながら音楽を聴くのは至難の業。
そこで，今回は風呂の中で聴く，という基本的な方法を紹介します。
必要なものは，
（１）ジップロック
これに，MP3プレーヤーをいれ，イヤホンだけ出して聴きます。
（２）濡れても書けるペン
トンボ鉛筆の「エアープレス」を推奨します。１０年近く，ずっと使い続けています。
「濡れても書けるペン」で検索すると，三菱鉛筆の「パワータンク」は，１回は書けますが，２回は書けませんでした。
（３）濡れても書けるメモ帳
オキナ プロジェクト耐水ノートを推奨します。
これで，何かアイディアが出てきたら，メモを取ることができます。
ブライアンいわく，人は１年の間に４〜５つは，億万長者になれるようなアイディアを思い浮かぶとのことです。
それでも人は億万長者になれないのは，それを実践しないから。
実践しない理由のひとつは，そのアイディアを忘れてしまうから。
１００ブライアン実践の有無に関わらず，風呂にはこの濡れても書けるメモ帳と濡れても書けるペンは必須です。
ちなみに，私は自宅の風呂ではカラスの行水状態で，ゆっくりは浸かりません。
しかし，自宅から来るまで１５分も走れば，源泉掛け流しの温泉がいくつもあります。そこに入りに行くときは，この（１）〜（３）をセットで持って行きます。
ちなみに…「一人でトライせずに１００ブライアンの仲間を募ってみる」，というアイディアは，先日温泉に浸かっている時に出てきたアイディアです。
以上，思いつく限り，いくつか紹介しました。
今回は１００ブライアンを実践するための具体的な行動についての紹介です。
ですが，１００ブライアンはともかく，オーディオ学習を継続する，ということでは全てそのまま使えるアイディアです。
そして昨日も書いたとおり，１００ブライアンはただの手段です。
あなた自身のビジネス・業界において卓越した知識を身につけることが不可欠となります。
１００ブライアンにかぎらず，あなたの業界の知識を蓄えるために応用してください。
そして…あなたがもしブライアンのプログラムを持っているなら，ぜひ一緒に１００ブライアンに挑戦しましょう。
ここでオーディオ学習の習慣を一度身につければ，これから先，どんな分野でも学習を継続することができます。
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あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平