会社の成長を阻害する「締切効果」の副作用

会社の成長を阻害する「締切効果」の副作用

会社の成長を阻害する「締切効果」の副作用
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こんにちは。
アップスタッツ経営研究会の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。

 

全米屈指の
セールスコピーライター,
ジョン・カールトン。
彼は,

「人類最高の発明は【締め切り】である」

と言っています。

 

どんなに素晴らしいアイディアも
締切がなければ
具現化しない…とのことです。

 

この素晴らしい
「締切効果」
私も毎日,お世話になっています。

 

 

毎日24時までにブログを書く,
と決めていなければ,
とても今日まで続くことはなかったでしょう。

 

 

この素晴らしい締切効果。

 

ですが…
実は副作用もあります。

 

 

今日はこの締切効果の副作用について
お伝えします。

 

 

締切効果に頼らずに
やらなければならないことは何なのか。

 

これをしないと…
長期的に会社は成長しません。

 

最後までお付き合いください。

 

 

夏休みの宿題を一夜漬けする効果

 

今日は,8月31日。
あなたは8月31日と言えば
何を思い出すでしょうか。

 

私は…
真っ先に
「夏休みの宿題」
を思い浮かべます。

 

私は関東出身なので,
学生時代の夏休みと言えば,
8月31日まで。

 

なので…
必死になって
8月31日に
夏休みの宿題に取り組んだものです。

 

高学年になれば…
開き直って,
9月1日になっても取り掛からず,
実際に宿題を提出する
「最初の授業」
の前日に頑張っていました。

 

これはこれで
「締切効果」
が働くため,
非常に短い時間で
終わらせることができるのが
ポイントです。

 

 

では…
その締切効果に基づいて
必死で仕上げた夏休みの宿題。

 

「学習効果」
としてはいかがなものでしょうか。

 

学力がアップするかどうか…
と言われれば…
そんなものはないでしょう。

 

なぜなら,
「あ,なるほど〜」
「へ〜そうなんだ…」
なんて考える余地などありません。

 

「眠い」
「疲れた」
「面倒」
「かったるい…」

 

と思いながら,

「作業」

としてこなすだけ。

 

 

そこに,
知的成長の余地は
どれだけあるのでしょうか。

 

「効率よく処理する」
能力だけは磨かれる感じがしますね。

 

だから,
夏休みの宿題など,必要がない!
…とは思うものの,
そういう話ではありません。

 

 

ブログのテーマと締切効果

 

今日…
なかなかブログのテーマが
思い浮かびません。

 

ネタがー
ネタがー

 

と思いつつ…
ふと,あるテーマが
思い浮かびました。

 

そのテーマを書くと…
なんというか
「超大作」
になりそうな予感です。

 

それをなんとか,
いつもくらいの文字数に
まとめられたら…

 

 

いい感じの記事になりそうな
「予感」
がしました。

 

 

そして。
諦めました。

 

なぜなら,
締切が近づいているからです。

 

 

締切が近づいている中で,
かなり
「大掛かりなテーマ」
をしっかりまとめ上げて
書き切れる確信が持てません。

 

ですので…
諦めたのです。

 

 

ただ,
こういうテーマに
果敢かかんに挑戦してこそ,
書く能力,
発想力,
クリエイティビティが
成長するのでは
ないでしょうか。

 

 

これが…
締切効果の副作用なのです。

 

アイディアを具現化するには
締切は必要です。

 

が…
締切が迫れば迫るほど…
発想に柔軟性が
欠けていくのです。

 

すると…
「書けそうなもの」
しか書かなくなるのです。

 

ボツ記事の効果

 

ちなみに。
私は毎日ブログをを書いていますが,
たまに
「ボツ記事」
を出すことがあります。

 

ブログの記事にはできない…
ということで,
書き途中で放棄したり…
書き上げたものの,
「これはブログ記事として
アップするのは無理!」
と思う記事です。

 

ボツ記事を
頻発すると
さすがに辛いです。
1日にボツ記事を3つ書いたときは
本当にどうしようかと思いました。

 

でも…

ボツ記事とは
「挑戦した結果」
でもあります。

 

 

ボツ記事が出ないということは,
「無難なことしか書いていない」
ということに他ならないのです。

 

…ということは,
締切効果に頼り続けると
「ボツ記事」
を出す時間的余裕が無くなるので…
成長が阻害されてしまう,
ということになります。

 

 

経営者にとっての締切効果の副作用

 

今度は経営者の仕事の話です。

 

締切効果というものは…
時間的余裕がない状態で
一気に仕事を仕上げる…
ということになります。

 

そして,
多くの場合,
「締切を破る」
ことは許されません。

 

だからこそ
「何が何でも仕上げる」
という締切効果が
作用するのですが。

 

ただ…
この状態を
別の表現に置き換えると,

「緊急事態」

とも言います。

 

締切が迫っているのですからね。

 

何でも
緊急事態として
火事場の馬鹿力で
処理すれば,
どんどん仕事は片付くでしょう。

 

けれど…
会社は成長しなくなります。

 

なぜか。

 

会社を成長させるのは,
緊急事態としてではない時の
「ある仕事」をどれだけやったかに
懸かっているからです。

 

あなたも聞いたことがあるでしょう。

「第2領域」

です。

 

緊急ではないが重要な仕事

出典はスティーブン・コヴィー博士の
「7つの習慣」
です。

 

7つの習慣によれば,
緊急性と重要性の2軸から,
仕事を4領域に区分します。

本当に大切なのは2番目。
第2領域と言われる
「緊急ではないけれど
重要な仕事」
です。

 

これをどれだけできるのか。

 

例えば,
マーケティングだったら,
「明日の売上」
「今週の売上」
「今月の売上」
「来月の売上」
のためにやるべき仕事は
緊急かつ重要でしょう。

 

 

ですが…
半年後,1年後も
売上を上げられるために
今日何をすべきか。

 

 

こういった
「未来の売上」
「それをもたらす仕組み造り」
のための仕事は
本当に重要です。

 

このような仕事に
時間を割けば割くほど,
会社の未来は安定します。

 

が。
緊急ではない。

 

だから,締切効果に
頼っていると…
このような仕事には
手が回らないのです。

 

なぜなら,
締切効果=緊急事態
ですからね。

 

その結果どうなるのか。
月末の支払いのために,
目先の売上を求めて
走り回ることになるのです。

まさに,「緊急事態」ですね。

 

ですが…
第2領域(緊急ではないが重要な仕事)を
きちんとやっていれば…
今月の売上は,半年前にすでに
作られている,ということになるのです。

 

ですから,
会社の未来を考えるための時間…
第2領域に費やす時間は
締切効果とは相容れません。

 

だからこそ,
締切効果に頼らずに,
第2領域に時間を
費やさなければならいのです。

 

 

そして…
私は,自分の実力,
スキルアップを考えると,
たまには昼間に
ブログを書いたほうが
良いのかも知れませんね。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

追伸

 

以前の話です。
私の非常に「多忙」なクライアントの
時間の使い方を,
一覧にして提出してもらいました。

 

 

見事に…
第1領域(緊急かつ重要)
第3領域(緊急だけど重要でない)
の仕事ばかりをしていました。

 

こんな仕事の仕方をしていたら,
会社の「未来」のために
時間を使うことができません。

 

ではどうしたらいいのか。
こういった状況を改善するのも
私の仕事のひとつです。

 

即効性はないですから,
最低1年以上の契約を
してくださるクライアントさんには,
このようなサポートを行っています。

 

今日のテーマに関する記事はこちらです。
合わせてご覧ください。

 

 

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