こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
以前…
あるクライアントにアドバイスをしました。
先日。
別のあるクライアントに,
全く同じアドバイスをしました。
そして最近。
また別のあるクライアントに
同じアドバイスをしました。
立て続けに,
同じようなアドバイスを
することで…
アドバイスをしたときには
気づかなかった
ポイントがあったので,
今日はその点を紹介します。
それは…
成約率を高める
「プロフィール」
の書き方,についてです。
正確には反対。
残念なプロフィールを書いて,
成約率低下を防ぐ
考え方です。
誰のプロフィールとしても通用してしまう残念さ
では,
どんなプロフィールが
「残念」
なのか。
もちろん,
独りよがりだったり,
顧客目線がなかったり,
感覚がずれていたり,
キャリアとスキル,資格を
羅列しただけで,
人間味を感じなかったり…
そんな残念なプロフィールは
たくさんあります。
今回はその話ではありません。
そのプロフィールが
「誰にでも通用してしまう」
残念さです。
Aさんが,
自分の思いの丈をぶつけた
自己紹介プロフィール文。
その文章に,
「Bさん 紹介文」
とタイトルを付けたとしても,
違和感がない現象です。
人は,一人ひとりが完全に
独自の存在です。
自分と同じ存在などいません。
一卵性双生児ですら,
DNAが同じなだけで,
全く別の存在です。
…にも関わらず,
なぜか自己紹介や
プロフィール文を,
そのまま他の人に流用しても,
通用してしまうことが
起きてしまいます。
例えば…
「入院中に出会った看護師に
あこがれて,
看護師を目指す」
という一文。
これだけだったら,
「珍しくもなんともない」
可能性があります。
…世界でたった一人しかいない,
その人が,
その将来を懸けた,
切なる思いを込めた一文…
のはずなのに,です。
このようにして,
書き上げてみたところ,
独自性も珍しさも
目新しさも,
特別さも
何一つ無い,
ありふれた自己紹介文に
仕上がってしまいます。
本当に優れた
自己紹介文を読むと,
「世界でたった一人しかいない
その人自身の息遣いまで
想像できる」
ような感覚を得ることが
できるようになるでしょう。
では,
どうすれば,
「自分らしさ」をしっかり表現する
プロフィールにすることができるのか。
具体的な文章術…
ということではなく,
私自身が気づいた,
「この要素が足りないから,
ありふれた自己紹介文に
なってしまっている…」
という点を3つ紹介します。
1.世界観
もっとも大切なのが,
その人自身の持つ世界観です。
今の時代,
世界観がなく,
単に商品の良さやベネフィットを掲げても,
売れることはない…
以前にそんな話をしました。
<参照>
同じように…
自己紹介文とは,
「その人自身を売り込む」
ということに他なりません。
世界観を
しっかりと描くことで,
他の「世界観を描くことのない人」
とは圧倒的な差別化に
つなげることができます。
世界観について
定義【世界観】
1 世界とそこに生きる人間の
本質・意義・価値などについての
世界的な考え方。
より包括的にとらえた人生観2 その人や作品が主張する
新しい独自の主張・着想・雰囲気など。
コンセプト。
(明鏡国語辞典)
定義を元に掘り下げた解説は
以前の記事をご参照ください。
<参照>
ここでは…
世界観を別の言葉に
置き換えて説明します。
その人がその人で在るようになった
「背景」です。
考えや感情,振る舞いまで
感じられるように
しっかりと伝えないと,
安っぽい世界観になるでしょう。
2.リアリティ(臨場感)
世界観を伝えるために,
どうしても必要なのが,
このリアリティであり,
臨場感です。
これを出すために,
どうしたらいいのか。
具体的なエピソードを
しっかりと伝えることです。
まとめて概要を伝えるのではなく,
しっかりと具体的に…
生々しく伝えることが,
臨場感ある世界観に
つながるのです。
3.一貫性
むずかしいのがこれ。
一貫性です。
一貫性があればあるほど,
世界観は輝きを増します。
その世界観と,
臨場感を伝える描写に
一貫性があればあるほど,
そのプロフィール文から伝わる
世界観は特別なものとなるのです。
プロフィール文ではありませんが,
具体的に世界観を示した例として,
MacのCMを紹介します。
長いので,30秒〜1分程度
ご覧いただければ十分です。
パソコンを「パソコン」として
表現する限りにおいては,
仕事のいち道具であり,
コモディティ化してしまいます。
ごくありふれた,つまらないものに
なってしまいます。
それを…
特別ななにかとして
表現するために,
パソコンではなく「Mac」と呼ぶ…
という感じです。
言葉で解説してしまうと
「無味乾燥」なものに
なります。
世界観を「感じる」ことを意識して
見てください。
「パクられる」ことからあなたを守る一貫性
冒頭で,
プロフィールが
「誰にでも通用してしまう」
残念さについて伝えました。
では,
臨場感ある世界観を
しっかりと描くことができたら
どうなるのか。
パクられることについて,
一貫性が「守ってくれる」
ようになります。
「パクられた」としても
ちぐはぐなものになるのです。
なぜなら,
臨場感ある世界観を
しっかりと描いた以上,
そこに一貫性があるからです。
それを
取ってつけたように,
他の人が流用しても,
「変な違和感」
が醸し出されます。
言葉にできなくても,
「何かおかしい」
感覚が伝わります。
過熱する業界において,
チラシなどで
「思いの丈を語る」
ときなど,
「真剣に書いて,
パクられたらどうしよう」
と思うかもしれません。
パクられること自体は
防ぎようはないのですが…
本気で世界観を描いた思いを
パクったら…パクった人が
痛い目に合うでしょう。
借りてきた感が
バリバリ伝わりますから。
以上,
今日は,
誰の自己紹介文としても
通用してしまう現象を
どう防いで,
自分らしさを出すのか。
そんな話をしました。
プロフィールに限らず,
世界観をどう臨場感を持って
伝えるのか。
それが,多くの経営者の課題です。
私も…
まだまだ自分が感じている
臨場感の10分の1も,
文章に込めて伝えられていません。
もっともっと,
よりリアルな世界観を
伝えられるように
努力していきたいものです。
今日のテーマに関連する記事はこちらです。
あわせてご覧ください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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