こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
最近また一段と
スパムメールが増えてきました。
フィルターを掛けるようにしていますが…
フィルターを強力にしたことで,
クライアントからのメールが届かない…
なんてことが過去にあったので,
フィルターは弱めにせざるを得ません。
どうしても,一定数のスパムメールを受信してしまいます。
今日は…どうしてスパムメールが届くのか,
ということについて,
思うことを書いていきます。
スパムメール。
迷惑メール。
表現はいろいろありますが,
きっとあなたも
うんざりするほど
受信してきたことでしょう。
では,
これがなぜ送られ続けるのか。
配信される
技術的な仕組みそのものの
詳細な解説をしても
意味がないので,
この点は省略します。
それ以前に,
なぜ
「スパムメール」
という手法が使われ続けられるのか。
理由はいくつかあります。
1.愉快犯
嫌がらせや愉快犯,自己顕示欲など,
「具体的な経済的メリット」
がないにも関わらず送り続けるのが
このパターンです。
この点からは
学ぶべき点ははいので
省略します。
2.犯罪行為
先日も紹介しました通り,
年金機構の125万件
個人情報流出事件も,
このスパムメールが
発端でした。
<参照>
【悪用厳禁】メール・DMの開封率を上げる心理テクニック
3.営利行為
ビジネス目的として,
営利行為の一環として
スパムメールを
ばらまく場合も
あるでしょう。
以上3つのパターンが
考えられます。
1は論外として…
2も解説済みなので。
3の場合で考えてみましょう。
ここで言う,
「営利目的」
ですが,
2も重複するものとして考えてください。
具体的には,
異性からのお誘いかのように
見せかけて…
怪しい何かに誘導するのも,
広義の
「営利目的」
と言えるでしょう。
引っかかった人の
人格やメンタルを陥れるのであれば,
1の「愉快犯」ですが,
何らかの経済的対価を得ることを
目的に「スパムメール」を
発信しているのであれば,
「営利目的」
と言えます。
あらためて,
営利目的として
スパムメールがなくならないのでしょうか。
理由はシンプルです。
「営利目的」
であるにもかかわらず,
スパムメールが廃れないのは,
「効果があるから」
としか言えません。
ちょっと別の例と比較してみましょう。
例えば,DM。
今のこのインターネット全盛自体において,
紙媒体のDMは,なぜ淘汰されないのでしょうか。
きっとあなたも経営者であれば,
会社の郵便受けに
DMが届いているのを
観たことがあるはずです。
あるいは,
電話営業。
これも,
今の時代においては
「古めかしい」
と言えるかもしれませんが,
未だに電話はかかってきます。
なぜか。
「なくならない」
ということは,
「効果がある」
ということに他なりません。
同じように,
スパムメールも,
効果があるから,
迷惑であるにもかかわらず,
やる人がいるのです。
…そして,
これは個人的な見解ですが,
スパムメールで
営利的な成果を出すには,
「DMよりも難しい」
と思われます。
理由はいくつかあります。
セキュリティの強化により,
メールが配信されないこと。
あるいは…
毎日大量に届くメールの中に
埋もれてしまうこと。
他にもありますが,
これくらいにしておきます。
それでも,
スパムメールが
送られてくるということは,
効果があるからです。
ならば…
スパムメールは
「迷惑行為」
ですが,
スパムメールから
「ビジネス目的として考えた時に
役に立ちそうな点」
を抜き出して,
正しく使ったとしたら…?
きっと,
集客に役に立つことでしょう。
早速,スパムメールの例で
解説いたします。
スパムメール1
From 腹立つ人
Title 黙らせる方法
本文
あなたの周囲にいる
あのウザイ人
この方法を実践すれば
※自然と遠ざかってしまいます。
URL
(後略)
スパムメール2
From 恋人がいても
Title とことん愛せない「あなた」へ
本文
人が好きになっても
とことんまで
愛することができない・・・
※この苦しみは「こうやって解決します」
URL
(後略)
スパムメール3
From 会社名
Title 翻訳会社の(社名)と申します
本文
(受信者の社名)
ご担当者様
株式会社(社名)
営業部の(個人名)(ふりがな)と申します。
突然のメールで大変失礼いたします。
弊社は、日本、上海、香港、
ベトナムホーチミンに拠点を置く「翻訳会社」です。
2002年に日本で株式会社(社名)を設立し、
その後2013年に香港と上海に、
さらに2016年にはホーチミンに現地事務所を
開設いたしました。
「翻訳」や「外国語サポート」を
キーワードにサービスを提供しております。
(後略)
いかがでしょうか。
スパムメール1,2と,3の違いが
よく分かるのではないでしょうか。
同じスパムメールでも,
3のようなメールだと,
救いようがありません。
現に,
この会社は
「明らかな違法行為」
をやっているわけではないのに,
二度とこのメールは送られてきます。
ですが…
1あるは2のようなメールは,
いつまでも滅びることがありません。
この違い。
たった一言で説明すると,
「誰が主人公のメールなのか」
ということです。
スパムメール1と2は,
メールの受取人を主人公にして
「あなた」
という言葉すら使っています。
一方,
スパムメール3は,
社名からはじまって,
「弊社は〜」
と続きます。
ちょっと想像してみてください。
初対面で,
会ったことも話したこともない
相手から,
突然「弊社は〜」と会社説明を
聞かされたら…?
あなただったらどんな気分になりますか?
仮に翻訳に興味があっても,
とりあえず追い払いたくなるでしょう。
スパムメール1と2は…
本気で,その問題に苦しんでいて,
藁にもすがる思いを抱いていたら,
URLをクリックする人はいるでしょう。
そして,
実際にクリックする人がいるから,
スパムメールはなくならないのです。
ビジネスとか,メールとかは
さておいて。
考え方はシンプル。
一方的に自分のことばかり話す人は
嫌われます。
当たり前です。
この当たり前を
忘れずにいたいものです。
今日のテーマに関連する記事はこちらです。
あわせてご覧ください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
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