北朝鮮の水爆報道からわかる、印象操作の言葉の使い方

北朝鮮の水爆報道からわかる、印象操作の言葉の使い方

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パソコンのブラウザを開いた時のことです。
思わず吹き出しそうになりました。

私のブラウザは、トップ画面に「日本経済新聞」を設定しています。
そのトップ画面のトップ記事に、こんな内容が表示されていたのです。

【北朝鮮、「核実験は水素爆弾」と主張】
「朝鮮中央放送と平壌放送は6日正午(現地時間)に放送した「特別重大報道」で、今回の核実験が水素爆弾の実験であったと説明した。番組でキャスターは「小型化した水素核の威力を確認した」と話し、「核保有国の隊列に並んだ」と主張。「諸外国の核の脅威から我々の民族の生存権を守り、地域の安全性を担保する」と述べた。」
(2016/1/6 12:46 日本経済新聞 WEBサイトより)

ニュースの内容そのものは、さほど重要ではないので脇に置きます。

思わず吹き出しそうになった点。
それは、水素爆弾云々ではありません。
日経新聞の「穿った」報道の仕方があまりにも面白かったという他ありません。

参考までに。
Yahoo!トップ画面より。
「パソコンのブラウザを開いた時のことです。
思わず吹き出しそうになりました。

私のブラウザは、トップ画面に「日本経済新聞」を設定しています。
そのトップ画面のトップ記事に、こんな内容が表示されていたのです。

【北朝鮮、「核実験は水素爆弾」と主張】
「朝鮮中央放送と平壌放送は6日正午(現地時間)に放送した「特別重大報道」で、今回の核実験が水素爆弾の実験であったと説明した。番組でキャスターは「小型化した水素核の威力を確認した」と話し、「核保有国の隊列に並んだ」と主張。「諸外国の核の脅威から我々の民族の生存権を守り、地域の安全性を担保する」と述べた。」
(2016/1/6 12:46 日本経済新聞 WEBサイトより)

ニュースの内容そのものは、さほど重要ではないので脇に置きます。

思わず吹き出しそうになった点。
それは、水素爆弾云々ではありません。
日経新聞の「穿った」報道の仕方があまりにも面白かったという他ありません。

参考までに。
「<北朝鮮>朝鮮中央テレビ通じ「水爆実験に成功」と発表」」(毎日新聞)
「北朝鮮 水爆の実験実施を発表」(NHK)
「北、「水爆実験を実施」と発表…朝鮮中央テレビ」(読売新聞)

「North Korea Says It Has Detonated a Hydrogen Bomb」ニューヨーク・タイムズ
「NORTH KOREA CONFIRMS TEST OF HYDROGEN DEVICE」ニューズウィーク
「North Korea claims it has tested its first hydrogen bomb」ワシントン・ポスト
「North Korea Says It Successfully Tested Hydrogen Bomb」ウォール・ストリート・ジャーナル

日本語の各報道機関WEBサイトでは「発表」と報道しています。

アメリカでは、
「Says」…「言う,伝える,述べる」といった意味の動詞です。
「CONFIRMS」…「確認する」という意味の動詞です。
「claims」…「主張する」といった意味の動詞です。

つまり、「主張」と表現しているのは、日経新聞と、ワシントン・ポストだけということになります。

では、この「主張」とはどういう意味でしょうか。
「自分の意見や持論を他に認めさせようとして、強く言い張ること。また、その意見や持論。」
(デジタル大辞泉)

一方、「発表」の意味は次のとおりです。
「世間一般に知らせること。表向きに知らせること。また、その知らせ。」
(デジタル大辞泉)

「主張」と「発表」では、ずいぶんと意味が違うようです。

別の例を紹介します。

「黒か白かがわからないものを黒」と言い切ることが「主張」でしょう。
一方。
「黒か白かわからないものを、あの人は黒だと言っている」
とでも表現するのが「発表」でしょう。

つまり、「主張」という言葉を使うことで、文字通り「主」観がそこに含まれることになるのです。

日経新聞は、「主張」という言葉を使うことによって、何らかの主張をそこに込めているのではないか、ということになります。
これはあくまでも個人的な考えです。ここで敢えて「主張」という言葉を使うことによって、
「水爆かどうか疑わしいけど、水爆だと主張している」
という意味合いにし、結果的に「水爆」が疑わしい、という印象を与えていることになります。
これが日経新聞のやりたかったこと…かもしれません。
さらに、言葉を選ばずに言うならば
「どうせ北朝鮮のことだから、嘘八百だろうけど、一応は水爆だと【主張】している」
というニュアンスを伝えたい…のかもしれません。

このように、言葉ひとつで全くの印象が変わるのです。

最後に。
コピーライティングにおいて、主張は「必殺技」くらいに思って下さい。
ウルトラ◯ンが、登場して3秒後にいきなりスペシウ◯光線を放ったりはしません。
必殺技ですので、最後の止めまで温存します。

コピーにおける主張は、すればするほど、コピーが胡散臭くなります。
だからこそ、「主張」ではなく事実を積み重ねて積み重ねて、最後に主張をする、くらいでちょうどいいのです。

 

 

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