2500万部を支えた不都合な真実

2500万部を支えた不都合な真実

2500万部を支えた不都合な真実
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およそ6年ほど前のこと。
「ザ・シークレット」という書籍の内容を映像化したDVDを手に入れて観ました。
その時の衝撃は…今もよく覚えています。

特にインパクトがあったこと。
それは、とある少年の話です。

自転車がほしいその少年は、ずっとその自転車のことを考えて念じていました。
すると…外に出た時に、その欲しかった自転車が…!!

という話です。
その瞬間、
「そんな馬鹿な話、あるわけ無いじゃないか!!」
と叫びたくなったのは今も忘れることはできません。

とはいえ、当時は大ブーム。
「引寄せの法則」に関連した書籍がたくさん出版され、書店の一部を占めていました。
その火付け役となった「ザ・シークレット」は前世界2500万部も売れています。
私自身が
「それはおかしい」
と思っても、世間ではそう思われていなかったようです。

そのなんとも気持ち悪い感じを飲み込み…それから数年。

あるとき、ダン・ケネディが
「引寄せの法則は、うそっぱっちだ」
と断言した時の爽快感…これも非常によく覚えています。
自分ではおかしい…と思いつつも、
「全世界2500万部の大ベストセラー」
という社会的影響力に打ち勝つことができず、
「もしかしたら…でもおかしいよな…でももしかしたら」
という迷いを、ダン・ケネディは一言で吹き飛ばしてくれたのです。

もちろん、あの動画は100%正しいと思う方は、それはそれで結構です。

いかんせん6年ほど前に一度だけ見たDVDなので、内容を正確に理解しているとは限りません。
その乏しい記憶を元に、思ったことを書いていきます。

あの動画の
【何が】
おかしかったのでしょうか
すなわち、自転車を欲しいと願った少年が、
「念じていただけで自転車を手に入れた」
というストーリーの、何がおかしいのでしょうか。

単純ですが。
念じたことがそのまま実現する…はずがありません。
私はカピバラが好きなのですが、念じたことが実現しているなら、私のウチの中では、カピバラでひしめいていることになります。

原因と結果の法則に違反しているのです。

では、なぜウチにはカピバラがいないのでしょうか。
Facebookで、しょっちゅうカピバラの写真ばかりシェアして、おそらく私の顔とカピバラの顔が区別のつかない友人が一人や二人はいるかもしれません。

それくらいカピバラは好きですが。
誰かに
「カピバラは飼わないの?」
と聞かれます。

すると、私は
「この寒い北海道でカピバラを飼ったらかわいそうだから飼わない」
と言います。

だから、私の元にカピバラはいないのです。

このように、原因と結果の法則にもとづき、原因がなければ結果も出ないのです。

私の記憶が正しければ。
ザ・シークレットの動画では、少年が自転車を欲しがるにあたって、雑誌の写真を見たり、空想したり、夢に見たり…くらいでした。
それで、なぜ自転車が手に入るのでしょうか。

売上がなくて苦しんでいる経営者。
「ウチの商品(やサービス)は良いものだから、いつか売れるようになる」
と妄想しているだけで、なぜ売れるのでしょうか。

全世界2500万部の大ベストセラー。
凄まじい数字です。
なぜこの本はここまで売れたのでしょうか。

それは、ひとえに
「巧みさ」
に他なりません。

誰でも、
「空想するだけでそれが手に入る」
と言われたら、
「もしそうだったらいいね」
と思うことでしょう。

もちろん私のように
「そんな馬鹿な…」
と思う人もたくさんいるでしょう。その上で
「けれど、もしそうなったらいいね」
と思っているのでしょう。

この些細な願望。
その夢想が、この本の価値なのです。
たとえるなら、宝くじと同じようなもの。
「あたったらいいな」
というものでしょう。

引寄せの法則。
ダン・ケネディは
「うそっぱっち」
と言っています。
だからといって、
「無いことの証明」
はできません。

だからこそ、売れ続けている、ということなのでしょう。

誰だって、努力せずに、妄想するだけで何でも欲しいものが手に入ったらいいでしょうから。

願わくば。
「このままいつかなんとかなる…いつか売上は上がる」
そう妄想したまま力尽きることがないように。

原因と結果の法則にもとづいて【行動】するしかないのです。

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