想像を絶する愚かな相手でも正しく行動させる文章のコツ

想像を絶する愚かな相手でも正しく行動させる文章のコツ

想像を絶する愚かな相手でも正しく行動させる文章のコツ
読んで役に立つ,学びがあったと思った方は「いいね」やシェアをお願いします。

こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。

 

先日のことです。
「この人って…本当に頭が
悪い人なんだなぁ」
と実感する出来事がありました。

 

あまり詳細に説明すると,
個人が特定されてしまうので,
簡単にボカして説明します。

 

例えるならば…
公開の説明会で,
「質疑応答は,
説明会終了後に
後ろのブースで
個別に対応します」

 

と言われた直後に,
その場で挙手して
立ち上がって,
大声で質問をはじめる。

 

そんなイメージでしょうか。

 

 

この場合…
説明会を終えた後であれば
質疑応答がない人はすぐに帰ることが
できます。

 

その説明会関係者も,
説明会進行中は
その場にいなければなりませんが,
一旦終わってしまえば,
自分の持ち場に戻って
仕事をすることができます。

 

けれど,
その場で質疑応答を
はじめてしまったら,
関係者全員をその場に拘束することになります。

 

そうならないために,
一旦,説明会を終えてから,
後ろのブースで質疑応答をするのです。

…ということは,
ちょっと考えればわかることです。

 

しかも,
その時がはじめてではありません。

 

毎月開催している,
定期的なイベントなので,
「進行の流れ」
は何回も体験していることです。

 

「世の中には,
こんなにも頭が悪い人が
いるんだなぁ」
と,ある意味目からウロコで,
新鮮さすら感じます。

 

別に,
その人のことを貶めようとか,
馬鹿にしている,
ということではありません。
純然たる驚きです。

 

 

数年前に,
「パソコン教室」
を運営している知人に,
こんな質問をしました。

 

「『ここをクリックしてください』
と言って,アイコンを指したら,
マウスを掴んで,
ディスプレイに
グリグリと押し付ける人って,
本当にいるんですか?」

 

と聞いたところ…
10年間で,2人ほどいた,
との回答でした。

 

いわゆる,
【パソコン教室あるあるネタ】
です。

 

このような人は
別に愚かでも何でもありません。
単に知らないだけですから。

 

ですが,
先ほどの例の人は…

 

 

言われたことを理解しない。
聞く耳も持たない,
学習しない,
何度も同じミスを繰り返す。

 

「ちょっと考えれば
わかるだろうことが,
まったく理解できない」

 

 

「知能的」
な側面だけで見ると,
本当に愚かな人だと
感じさせられます。

そんな様子を見ていると,
人の多様性を感じずにはいられません。

 

もちろん,
人の能力は人それぞれです。

 

知能以外の部分で,
優れた資質を
いっぱい持っている人
なのかもしれません。

 

…直接会話したことはないので
よくわかりませんが。

 

 

わかりやすい文章習得への道のり

さて,
本題です。

こんな人に対して,
「どうしたら
言ったとおりに行動してもらえる」
のでしょうか。

 

数年前のことです。
私はちょっとしたきっかけがあって,
徹底的に
「わかりやすい文章を書く」
ことを鍛える,
特殊な訓練をしたことがあります。

 

当時は従業員を数人雇って,
士業を本業として
活動していた頃の話です。

 

従業員は,
仕事でわからないことは
何でも私に質問してきます。

 

…が,
あなたも経営者であれば
きっと分かるでしょう。

 

集中したい時に,
のべつ幕なしに質問を
受け続けると,
まったく集中できないし,
仕事になりません。

 

 

そこで,
私はルールを決めて,
事務所内で徹底することにしました。

 

1.質問には今後,全て書面で回答する。
2.書面を読んでもわからない,
 あるいは書面には書いていないことだけ,
 質問を許可する。
3.上記2の場合以外は質問を禁止する。

 

例えば,
官公署に送る,この書類は
切手を何円分貼ったらいいのか。

 

これを…
聞かれてその場で口頭で答えたら…
その瞬間は楽です。

 

けれど,また同じように聞かれて,
仕事を妨げられます。

 

そこで,
最初は面倒でも,
全て文書にして
渡すことにしたのです。

 

質問事項への回答が
どんどん溜まっていくにつれ,
私に対する質問が
減っていきました。

 

この業務指示文書,
通称「回覧」は,
最終的には
バインダー10冊分くらいまで
溜まりました。

 

この「回覧」を書くことで,
私の文章作成スキルは
飛躍的に向上したのです。

 

私が住んでいる地域は,
人口1万7000人くらいの
小さな田舎町です。

言葉を選ばずに言います。

 

教育水準は,
道内屈指の低さです。

事務所の最寄りの高校が,
道内ワースト3…という話を
聞いたことがあります。

 

今でこそ,
耳にすることは減りましたが…

当時は「ゆとり教育」の弊害
について社会問題になっていました。

 

道内屈指の
低レベル学校卒業生の
ゆとり世代。

 

知識も無ければ,
知識を活かす「知恵」とか
「知能」と呼ばれるものも
ありません。

 

そんな従業員が
事務所内にいました。

 

 

私の中では,
この「彼女」
が読んで理解できて
実行できれば,
その「回覧」は成功です。

 

「彼女」が
「回覧」に書いてあるとおりに
実行していなければ,
それは失敗作です。

 

 

書き直して,
再度「彼女」に読ませます。
その上で行動させて,
正しくできれば完了です。

 

 

弱小零細事務所に
「有能」な人材など
来るはずがないのです。

 

どんな人が来ても,
「それを読めば行動できる」
ような仕組みづくりにしておくことで,
人が入れ替わっても,
私は人材教育に時間を取られることは
なくなったのです。

 

ポイントは…

「彼女」なら
これを読んで理解できて,
正しく行動できるだろうか…

と考えながら,
「マニュアル文書」
をファイル10冊分もの量を
書き続けたことです。

 

おかげで,
私の書いた文章は
「わかりやすい」
と言ってもらえることが
以前と比べて増えました。

 

 

世の中には…
想像を絶するような
愚かな人というのは
存在するものです。

 

顧客であれ,
取引先であれ,
従業員であれ…
いたるところで遭遇します。

「こいつは愚かだから
仕方がない」
で済ますのは簡単です。

 

幸い,
あなたはそんなことはないでしょうが,
あなたも「疲れていて頭がよく働かない」
ということはあるはずです。

 

聡明な人であっても,
疲れていたりストレスで
負荷がかかっていたりしたら,
思考力は低下します。

 

 

やはり
「わかりやすく実行しやすい」
文章を書けるようになることは,
ますます必要になっていくでしょう。

 

今後もわかり易い文章を
書くことを心がけていきたいものです。

 

 

 

今日のテーマに関連する記事はこちらです。
あわせてご覧ください。

 

なぜ集客できない集客コンサルタントが存在するのか

「一般論」をかたる悪魔たち

コピーの精度を高める1つのポイント

顧客を逃す、割とよく聞く残念な一言

知的財産への価値を理解できない輩への対処法

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

追伸
あなたのホームページは
「わかりやすく」
書いてありますか?

あなたは誰よりも
あなたのビジネスについて
詳しいので,
「あなた」ならわかるかもしれません。

顧客が
正確に理解できるように
書いてありますか?

これがそのままホームページからの
受注・問い合わせ件数に直結します。
詳しくはこちらをご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください